中医学ヘルスケア、貿易国内販売事業を展開
弊社は中医学ヘルスケア部門として中成薬事業、ペット事業、貿易部門として中国貿易事業、ロシア・CIS諸国貿易事業、国内販売事業として直営店と全国約1000店の日本中医薬研究会会員の薬局・薬店で医薬品・健康食品などの販売を行っています。1960年代に、当時不可能と考えられていた旧ソ連からのポリオ生ワクチンの輸入を実現。ポリオ根絶の一助となりました。これをきっかけに医療分野を中心とした貿易会社へと成長し、「誰もやらないことを自分たちでやる」という弊社のあり方を決定づけました。弊社の社名のイスクラにはロシア語で「火花」という意味があり、小さな炎が徐々に力を増し、やがて野原を焼くほどの大きな力になるという思いが込められています。その後、中国の伝統医学である中医学に基づく中成薬事業に注力し、1991年には血液の巡りを改善する「冠元顆粒」(現在の「イスクラ冠元顆粒」)を開発・販売。2005年に医薬品輸入業者から医薬品製造販売業者へと業態変更、2009年に四川省成都市に自社工場を設立し、中成薬製造の基地を完成させました。2013年には中医学を動物に応用した健康食品を開発・製造する「ペット事業」をスタートさせました。このように「国を超えて、人々の健康と豊かな生活を実現する」をミッションに掲げ、日本人社員だけでなく、それぞれの専門分野に精通する中国人社員、ロシア人社員が互いの理解と協調のもとに事業を展開しています。
未来を切り開くための4つの意欲的な取り組み
弊社は2020年に創業60年を迎えましたが、これからのイスクラ産業をつくるために4つの取り組みを進めています。1つ目は持続可能な事業開発。中医学ヘルス事業、貿易事業の強化とそれらを軸とした新事業を展開していきます。2つ目は人材育成。語学やプログラミング、マーケティングなど社外講座への参加、関連分野の資格・学位取得への支援、海外研修などを通じて個人の成長を促し、活力ある組織を実現していきます。また、国籍、ジェンダーを超え、個性や専門性が活かされる組織づくりを行います。3つ目は働き方改革。リモートワークなど柔軟な働き方を取り入れることで、望ましいワークライフバランスを実現し、長く安心して働くことのできる環境を整備していきます。4つ目はSDGsへの取り組み。人々が病気を未然に防ぐことができるよう、中医学の養生理論を広く伝える活動を行っています。また、すべての社員が活躍できる職場環境の整備と、生産性向上による雇用の長期安定に努めています。さらに環境に配慮した製品パッケージなどの改善にも取り組んでいます。弊社は創業当時より、取引相手国・企業とのパートナーシップを大切にしてきました。今後も国を超えた友好の構築に努めていきます。
仕事を通じて感動や喜びを一人でも多くの人に
中医学は整体観(バランス医学)、弁証論治(オーダーメイド医学)、未病先防(予防医学)など、日本に伝わり独自に発展した漢方とは異なる養生理論・方法を持っています。こうした考え方や中成薬を、様々な不調や悩みを抱えている患者さんにご愛用いただき、お元気になられたときには大きな感動が得られます。また、貿易事業においても日々の生活や社会を豊かにすることでやりがいを感じることができます。求めている人材像は誠実・謙虚・前向きで、チャレンジ精神にあふれた方。弊社の伝統や歴史、精神を継承しながら、新しい分野を切り開き、いずれは経営陣としてこの会社を引っ張っていくことを期待します。私たちの理念や活動に共感していただける方、仕事を通じて感動や喜びを一人でも多くの人に広げていきたいと思われる方。そうした方々の参加をお待ちしています。