株式会社北果
- 販売(卸)
営業職/総合職
北海道版掲載 勤務先:北海道(旭川市・旭川市近郊)
独自のプロセスで
生産現場の「農力」を育む
独自のプロセスで
生産現場の「農力」を育む
株式会社北果 代表取締役
細川 靖夫 氏
ほそかわ やすお
PROFILE
1989年4月旭印旭川中央青果(株)入社。24歳で退職しアメリカでの農業研修を経て2001年(有)一力北果ファーム〔現:(株)北果〕に入社。取締役、専務取締役、取締役社長を経て、2012年代表取締役社長に就任。関連事業である(株)ASIRの代表取締役社長を兼務。
北海道から全国へ
食の安定供給の要に!
農産物は、天候により生産量が左右されるため、商材の確保にはスタッフと入念に打ち合わせの上、全国ネットによる仕入れルートを構築・駆使し、ユーザーへの安定供給を念頭とした営業を心掛けています。
今では、夏には、北海道の農産物を中心として、全国に流通させ、逆に、冬の間は本州や九州などの新鮮な野菜や果物を仕入れて北海道へ供給できる安定ルートを確保。当社の強みである、市場のニーズを汲み取り、青果物一つひとつの品質を見極める「目利き」の力を磨いてきました。
一方、関連会社のコントラクター仲卸の(株)ASIR はジャガイモの物流機能の整備を目的として、十勝地区において倉庫を設置。それにより、前述した高品質の“食”の安定供給体制を構築することができ、生産者と食卓をつなぐ役割りを担える、「KITAKA」グループが形成できたのです。
市場のニーズを見極め
生産支援で市場を支える
「当社が市場のニーズを見極めて、ASIRが生産支援を行う」。この 二本柱を連携させる独自のプロセスは、当社の強みといえるでしょう。また、お客様が困っている時には、すぐに対応できる企業でいられるよう体制づくりに努めています。おかげで「困ったら北果に頼れば大丈夫」と安心していただけるまでになりました。お客様と関わる上で大切なことは、仕入れ先の協力のもと「互いに成長できる」環境と柔軟な組織作りが重要で、これらをさらに発展させることにより、次世代を見据えた経営を目指していきます。
目利きを養うための米国研修
自ら考え・行動する人材へ
そこで、当社の社員にはアメリカ研修を受けていただき、流通先進国のスーパーマーケットの陳列方法や業者との関係性といった市場や事情を勉強してもらっています。研修に上司は同行しません。帰国後は全社員を前に発表するため、下準備や現地での行動も緊張感を持って受けることになります。結果的に研修を終えたメンバーは、自ら考え・行動する術が自然に身に付きます。
他にも、人材育成の一環としてコミュニケーションのDX(デジタルトランスフォーメーション)化も図り、専用のアプリケーションを活用して、業務連絡や日報を通して、文章能力を高めています。その結果、前述の研修や企画発表時のような場でしっかりとしたプレゼンテーションができるまでに至っています。
私が社員にいつも伝えているのは「商売は笑売」という言葉。笑顔を絶やさず、楽しんで働ける人と仕事をしたいと思っています。
次世代の北海道農業を守っていくために、一緒にさまざまな問題解決に取り組んでいきましょう。
株式会社北果
- 所在地
- 北海道旭川市流通団地1条2-22-1
- 電話番号
- 0166-48-8018
- 設立
- 1999(平成11)年6月
- 従業員数
- 16名
- 売上高
- 30億2,778万円(2023年5月期)
- 企業サイト
- https://www.kk-kitaka.com/