ラクト工業株式会社
- 建設
技術職
勤務先:北海道
北海道版2026(2025年4月発行)
残業ゼロが拓く新たなる未来
社員が創り出す酪農革新の道

残業ゼロが拓く新たなる未来
社員が創り出す酪農革新の道
ラクト工業株式会社 写真右/代表取締役
手塚 博 氏
てづか ひろし
ラクト工業株式会社 写真左/専務取締役
藤岡 秀夫 氏
ふじおか ひでお
PROFILE
帯広工業高校を卒業後、大和ハウス工業に入社し10年勤務。その後当社に入社し、営業所長、専務取締役を経て2021年に代表取締役社長に就任。今日に至る。
最前線で守る牛の暮らし!
現場対応こそ誇りが原点
残業ゼロと休日拡充で実現
社員を守る会社の理想形だ
実際、退勤時間を最初に設定してから逆算でスケジュールを組み立てると、作業効率や集中力が上がり、自然と生産性も向上することを実感しました。2023年度からは年間休日を115日に設定し、今後も休日を増やす方針です。社員が心身ともに健康であるほど、お客様により良いサービスを提供できると信じています。
DXと新社屋で挑む十年先
若手育成が支える成長路線
実際、技術力を担保するために、現場での溶接をできるだけ自社工場に集約し、安定した場所で高い品質を確保してから、現場で効率的に組み立てる方法を取り入れています。これにより、経験の浅いメンバーでも作業しやすくなり、工期短縮にもつながるというメリットがあります。さらに、2025年4月からは管理業務のDXも本格稼働し、資材や請求書関係、単価管理などの情報を営業マンが外出先でも閲覧できる仕組みを整えました。酪農家さんの数が減る時代だからこそ、道内の遠方からの受注にも柔軟に対応できる体制をつくることが重要だと考えています。
また、社員間のコミュニケーションを円滑にするために、2021年に導入した360度評価制度が大きな効果を上げはじめました。上司が部下を評価するだけでなく、部下が上司を評価する機会を設けることで、ハラスメントはもとより、上司と部下の認識のズレが減り、相互理解が深まったように思います。社員が職場で感じたことを率直に言い合えるのは、一人ひとりが「ここで働いてよかった」と思える会社づくりには欠かせない要素だと感じています。
これからの10年は、いま活躍している若手が後輩を育成できる人材へとステップアップしていく時期でもあるでしょう。それを見据えながら、さらなる人員の増強と働きやすい環境づくりを進めていきます。牛舎づくりを通して酪農家さんを支えるのはもちろん、社員が長く安心して働ける会社としても発展し続けることが私の使命だと思っています。
▼DX化で生まれる新たな効率。業務効率が格段にあがる未来。
ラクト工業株式会社
- 所在地
- 〒080-0562
北海道河東郡音更町東音更西2線34-9 - 電話番号
- 0155-43-2541
- 設立
- 1995(平成7)年3月
- 従業員数
- 17名
- 売上高
- 5億6,405万円(2024年3月期)
- 企業サイト
- https://rct.co.jp/index.html
- https://www.instagram.com/rct_kogyo/