株式会社ゆあん
- サービス
北海道版2025(2024年4月発行)
多種多様なひとたちと
ごちゃまぜな世界を当たり前に
多種多様なひとたちと
ごちゃまぜな世界を当たり前に
株式会社ゆあん 代表取締役社長
平澤 幸憲 氏
ひらさわ ゆきのり
PROFILE
(医)順真会メイプル病院にて勤労学生として、2003年、旭川市医師会看護専門学校・高等課程准看護師科卒業。准看護師資格を取得。2006年、同行・専門課程看護師1科を卒業。正看護師資格を取得。病院勤務を経て、2012年6月、当社の代表取締役に就任。2018年からは母校・旭川市医師会看護専門学校で講師として後進育成に尽力。
ゆあんにきたらほっとする
関わるすべての人の心地よさ
利用者・家族・スタッフ、関わる全ての方に「心地良い」と思ってもらえる場所を作りたいと思い、創業しました。喜んで老人ホームに入居する方は、ほとんどいません。それまで住んでいた家や家族と離れるということは、自分の居場所をなくすことに等しいのです。だからこそ、「ゆあん」にきたら「ここってほっとするね」「ここに来て良かった」「ここって一番だね」と思ってもらいたいという一念で起業しました。
取り巻く環境はどんどん変わりつつある中で、ご家族も不安を覚えてしまうのは当然ですし、私たちの関わり方ひとつで、お客様は穏やかにも不安にもなるでしょう。お客様はもちろん、社員同士も寄り添い合った「働きやすい・楽しい・嬉しい環境」を目指しています。
住宅型有料老人ホームでは看護師の雇用が少なく、雇用していたとしても、短時間や週に数日勤務としているホームがあります。当社では私を含め12人の看護師が施設に常駐する体制を整えています。いつでも医療的ケアに対応できる体制を作ることで、ご利用者様だけでなく医療的ケアに携わることができない従業員も安心して働ける環境にあります。高齢になると、病気で薬に頼らなくてはならない場合も増えてきますが、当社はその前段階として「私たち自身が薬でありたい」と考え接しています。
多様性が当たり前に
一人ひとりは「でこぼこ」
私たちは十人十色。モチベーションにつながるものや取り組みたいことが人それぞれ違います。そこで当社では、一人ひとりが「でこぼこ」で良いと考え、業務面でも社会が作る「障がい者」や「健常者」の枠にとらわれることなく、できる人ができることをこなす働き方を尊重しています。妊娠・出産をしても退職せずに働き続けられる仕組みや、一人ひとりがステージ上で輝けるような企業でありたいと思っています。「障がい者が働き、所得を得て自立できる場づくり」として、「久遠チョコレート旭川」を出店しています。
社員一人ひとりのやりがいや成長につなげるためにも「人財をどう育てていくか」、「みんながhappyになれるか」は、私に課せられた永遠の課題ですね。
誰もが住めるのがゆあん
ホスピスの機能も
今後は、終末期を穏やかに過ごす家「ホスピス」としても運営していきます。当社の社員は「お疲れさま」は使わず「お元気さまです」で挨拶をするんです。社員にとっては職場であるけれども、入居されている方にとっては「家」であり、「家」の中では普段「お疲れさま」は使わないからですね。社名である「ゆあん」には「ご縁」という意味が込められています。これからも一つひとつのご縁を大切にしながら、当社らしく歩んでいきます。
株式会社ゆあん
- 所在地
- 北海道旭川市9条通9-53-42 メゾンペガサス601
- 電話番号
- 0166-76-9966
- 設立
- 2012(平成24)年6月
- 従業員数
- 101名
- 売上高
- 4億2,889万円(2023年5月期)
- 企業サイト
- https://www.yuan.co.jp/