東和アークス株式会社

弊社は、砂利、砂、セメント、生コンクリートといった、建設基礎資材の製造・販売を行う会社です。近年では、事業範囲を再生可能エネルギー分野にも拡大しています。弊社の特徴は、資材の製造から販売、運送までを、一貫して手がけることができる点です。自社プラントでの再生骨材（コンクリート廃材を破砕してつくる砂利や砂）の製造、8社あるグループ会社ネットワークの強みを生かした品質へのこだわり、そして調達力で、さまざまな建設資材を安定供給しています。再生可能エネルギー事業では、バイオガス発電の提案のほか、高性能水上太陽光発電システムの開発に注力しています。国土が狭く、水辺の多い日本では、山を切り崩すよりも、湖やダム、海といった水上で太陽光発電を行うほうが合理的です。そこで弊社では、水深が深くて風も強い、過酷な条件下にある韓国「ハプチョンダム」のモデルを改良した、安全第一の水上太陽光発電システムを提供しています。すでに、ため池の数では全国有数の埼玉県・比企地区などに、このシステムを採用した弊社の発電所が開設しています。将来は、大きな湖での大規模発電を手がけたい、と夢が広がっているところです。

私が、一見畑違いに見える水上太陽光発電システム開発に踏み切ったのは、弊社のグループ憲章「快適な環境づくりを通じて豊かな地域社会の発展に貢献し、グループの飛躍と社員の幸福を目指す」に基づいてのことです。その根幹には、二宮金次郎の経営学「報徳の四綱領」があります。四綱領とは「至誠・勤労・分度・推譲」で、簡単に言うと「誠実勤勉に働き、堅実な生活を心掛け、他利の心を持つ」ということです。人がひとりでできることは限られています。周りのサポートがあってこその「今の自分」なのです。弊社の事業も、機材を納入する協力会社や、資材を運ぶトラック運転手がいてこそ成り立っています。ですから、私が社員にまず望むのは、周りへの感謝を絶やさない他利の心を持つことです。その上で、積極性も欠かせません。迷ったらやってみる。ダメなら撤退すればいいだけのことです。そして、今日のやり方が明日も正しいのか、常に検証し、高みを目指し、努力を続ける。それが創造的企業としての、弊社のあるべき姿だと思っています。

弊社の仕事の魅力は、なんといっても成果が万人の目に触れ、長く残っていくことです。例えば、2019年に開業した国立競技場や、2001年開業の埼玉スタジアム2002のグラウンドには、弊社の資材が採用されています。多くの道路や橋にも、弊社が製造・販売したアスファルトやコンクリートが使用されています。そうしたグラウンドで、人々が野球やサッカーに興じる笑顔を見るとき、当たり前に橋を渡り、道路を通って通勤・通学する後ろ姿を見送るとき、充実感と誇りが胸に迫ります。そして「あのプロジェクトではこんな苦労をした。でも頑張ってよかった！」という喜びが、いつまでも心に残り続けるのです。インフラ整備は、社会の縁の下の力持ちと言われる役割です。でも、人々の生活に欠かせない、社会のワクワク感や幸せにつながる仕事でもあります。その一翼を担う弊社は、人々の、とりわけ社員の幸せをいちばんに目指しています。私たちと共に、仕事に全力投球して、ワクワクする幸せな思い出をたくさん作りませんか。あなたのご応募を心よりお待ちしています。