地域の暮らしを支え、
日本の環境インフラを守り続ける
当社は1971年の創業以来、地域の暮らしに不可欠なインフラを支える技術を磨き続けてきました。現在の主力事業は、浄水場、下水処理場、ごみ焼却場、バイオマス発電施設など、生活と環境を守る公共インフラのための機器づくりです。設計から製造、現場での取り付けまでを一貫して担える体制を整えています。私たちの仕事は、日常の裏側で確かに役立っています。生活排水を安全に処理し、海や河川へ返す仕組みづくり。ごみ焼却時に発生する有害物質を取り除き、クリーンな空気に戻す技術。廃棄物や未利用資源をエネルギーに変え、電力をつくり出すバイオマスの設備。そのどれもが人々の生活を守るために欠かせないものばかりです。こうした技術は、香川県内にとどまらず、北海道から沖縄まで全国各地のインフラ施設で稼働しています。近年では海外案件にも携わる機会が増え、当社の技術がより広い地域の課題解決に生かされるようになりました。
課題を「提案力」で解決する
一貫体制と安定基盤が生む強さ
当社の最大の強みは、単に機器を作るだけではなく、「コンサルティング&エンジニアリング」という姿勢を貫いている点にあります。環境インフラの設備は、お客さまごとに条件も課題もまったく違います。「この施設には何が最適なのか」「どうすれば安全性・コスト・工期を最良の形にできるか」といった検討から始まり、設計・製造・現場施工まで一貫して担えるからこそ、総合力の高い技術提案ができるのです。当社はVE(バリュー・エンジニアリング)を軸に、コスト削減・軽量化・高性能化・工期短縮など、多様な要望に応えてきました。現地調査から図面修正、製造、据付工事までを一社で完結できるため、設計ミスによる手戻りや追加費用のリスクが少なく、結果としてお客さまにとって最適なコストと品質を実現できるのです。また、自社で製作していない設備の改修・保守でも、蓄積したノウハウを生かし、計画図から現地工事計画まで柔軟に提案できる点も高い支持をいただいています。さらに、新規案件と既存施設のメンテナンスを両輪で展開しているため、景気に左右されにくいことも強みです。リーマンショックやコロナ禍といった社会情勢の大きな変化の中でも、業績が大きく揺らぐことなく、着実に成長を続けてきました。
最新技術を柔軟に取り入れ
精度とスピード両方を高める体制へ
当社の大きな強みは、職人技と最新技術を組み合わせながら、作業の精度とスピードを両立させている点にあります。その象徴とも言えるのが、2024年に導入した3Dスキャナーです。従来の現地計測は、メジャーと経験に頼る作業で、複雑な設備ほど誤差や時間の負担が大きくなりがちでした。しかし3Dスキャナーによって、設備をスキャンするだけで数ミリ単位の形状データが取得でき、そのまま設計図に反映できます。熟練者でなくても高精度の計測ができるようになり、若手の戦力化も一段と大きく進みました。特に効果を発揮しているのが、古い施設への対応です。インフラ施設では図面が残っていない、誤っているといったケースが非常に多く、以前は修正作業に膨大な時間が必要でした。今では実物から正確な形状を起こせるため、図面がなくてもゼロから再設計が可能に。結果として、従来なら設備全体を更新するしかなかった案件も、交換すべき箇所だけを特定して最小限の更新に抑えられます。これは自治体や企業にとって大きなメリットで、無駄なコストをかけずに確実に新しくできることに高い評価をいただいています。当社では3Dスキャナーに限らず、技術動向を常に追い、必要と判断すれば即座に取り入れるフレキシブルな姿勢を貫いています。挑戦を続けることこそが、新しい価値を生み出す企業の条件だと考えています。世界的に環境技術の需要が高まる中、日本が得意とする浄水・焼却・バイオマスの分野はこれからさらに伸びていく領域です。その最前線で力を発揮できるよう、当社はこれからも技術の深化と挑戦を続けていきます。
若い力と「良い思い」が未来をつくる
真っすぐな志こそ成長の原動力
当社が何より重視しているのは、技術よりもまず「良い思い」を持つことです。前向きに受け止め、志をもって仕事に挑む姿勢こそが、知識や経験を本当の力に変えてくれる。当社では理念やフィロソフィーを通じて、この「心の軸」を育てる文化を大切にしています。現在は若い社員が多く、平均年齢は35歳です。どこからか女性社員の笑い声が聞こえてくるような明るい雰囲気です。自立性や信頼を重んじる当社の風土が若い世代と相性が良いようで、一人ひとりが早い段階から仕事を任され、驚くほどのスピードで日々着実に成長しています。このたび新人の教育体制も刷新し、先輩ではなく直属の上司が直接育てるという仕組みを構築しました。小さな仕事から一人で任せ、現場を通して実践的に育てることで、数年で数千万円規模の案件をやり遂げる若手も生まれるようになりました。女性社員も飛躍的に力を発揮し、確かな存在感を見せています。また最近では、若手社員が自発的に「経営改善チーム」を立ち上げ、毎週意見を出し合いながら私に提案してくれるようになりました。上がった意見や要望から、SNSの発信強化や工場内の美化など、実際に形になった取り組みも多数あります。こうした自走する姿勢こそ、会社を次のステージへ進める力だと頼もしく感じているところです。さらに、快適な労働環境づくりにも力を入れています。例えば、夏場に工場の暑さ対策として早朝シフト(6時~15時)を導入し、負担軽減だけでなく生産性を向上させるなど、社員が常に気持ちよく働ける環境を提供することに、経営者として最も心を砕いています。私たちが新しい人材に求めるのは、特別な知識よりも「主体的に仕事がしたい」「成長したい」「社会的に意味のある仕事がしたい」というまっすぐな思いです。その火を灯し、未来へ導くことこそが私の役目だと思っています。これからも若い力と共に挑戦を続け、環境インフラの未来を次の世代へ確かにつないでいきます。