時流の変化や地域の要望を捉え幅広く事業を展開
当社は1962年に運送業として創業して以来、時代の変遷や地域のニーズに合わせて事業を拡大してきました。現在の主力業務は、産業廃棄物・一般廃棄物処理です。解体工事・収集運搬から最終処分まで、ワンストップで対応しています。廃棄物処理作業は、破砕・選別が基本の作業です。シンプルな作業が主ですが、それをどう行っていくかという点では、創意工夫の余地がとても大きいといえます。アイデア次第で生産性を高めていけることがこの仕事の楽しさであり、他社との差別化を図る上でも大事なことだと考えます。このほか、除排雪事業、清掃業なども行っています。さまざまな面から広く地域の暮らしを支え、仕事自体が環境保全や地域貢献にもつながっている。それが当社の強みだと思っています。
環境創造企業を目指して地域に根ざした取り組みを続ける
当社の理念は「資源のリサイクルにより自然への負担を軽減すること」「地域の良好な自然の保全と次世代の子どもたちへその環境を引き継ぐこと」「未来を育みより良好な環境を創造すること」です。この実現に向け、廃棄物を原料とした堆肥や固形燃料化の製造・販売、製造した堆肥を生かせる農業法人の運営、そこで採れた作物や地域の産直商品を扱うアンテナショップ「北の百貨しりべしや」の運営など、さまざまな事業を手掛けてきました。今年度は、太陽光発電・風力発電・マイクロ水力発電を組み合わせたハイブリッド発電システムを社内に導入する予定です。太陽光パネルは、当社に撤去をご依頼くださったお客様から譲り受けたものです。太陽光発電はどうしても冬季間の発電量が少なくなるので、雪解け水を利用したマイクロ水力発電や風力発電も併用する構想です。企業活動に必要な電力をできるだけ自家発電でまかない、環境負荷の低減とCO₂削減に、さらに貢献していきたいと思っています。
より良い社会の実現のために「人」の幸せを追求していく
当社が追求するのは、利益ではなく人の幸せです。そのために社員を第一に考え、労働環境の向上に取り組んできました。ニセコエリアでは地価上昇の影響で、住居不足が起きています。そこで、安心して働けるよう、社宅の確保に力を入れています。ワンルームから戸建てまでさまざまな社宅を、相場よりも安価に、社員に提供しています。スキルアップ支援にも取り組んでいます。当社は現在、効率化を目指して業務の内製化に取り組んでいて、実は先ほどお話しした発電システムの設置作業も、自前で行う予定です。内製化を進める上で、個々の社員のスキルアップは肝要です。研修や資格手当などの支援体制を整えています。また、新たな力をつけてもらうだけでなく、各自の適性や状態に合わせた人員配置や業務分担も心がけてきました。今ある力を最大限に生かしてもらえる環境を整えています。今後、新事業の開拓も視野に入れています。そこで、より広く人材を募るため、ウェブサイトや公式Facebookなどで、地域や当社についての情報発信を始めました。4月からは、東京からのIターン人材が新しく入社する予定です。当社の仕事は、世界的な流れである持続可能な社会づくりに直結する仕事だと思っています。地域や社員の幸せを考えながら、より良い社会の実現に向けて、これからも挑戦を続けます。