変わらなければならない
守らなければならない
奈良共同印刷株式会社(現:共同精版印刷株式会社)は1942(昭和17)年7月1日、当時印刷業を営む5社の企業合併により誕生した会社で、2022(令和4)年7月に創業150周年、創立80年を迎えました。経済のグローバル化やメディア環境の急速な変化、コロナ禍の混乱とそれに伴う不況や戦争の問題など、私たちの生活、そして印刷業界を取り巻く環境も日々流動化し、問題は山積していると言っても過言ではありません。印刷業の原点である「品質」「費用」「納期」を守り抜き、多種多様な付加価値を加えた印刷物の製造、我が社のコアバリューである情報加工技術を「紙×WEB×SNS」と融合した新たなソリューションへと進化させる広告業務の多角化にも取り組んでいます。私たちが80年間、取り組んできた事は、本業で利益が生まれる為の企業体質の再構築です。そのキーワードは「お客さま」です。顧客第一主義とは、いかにお客さまに寄り添い、お客さまのニーズを引き出し、お客さまのパートナーとして信頼関係を築き、活動を継続していくことです。現在、印刷工場がある奈良本社を中心に、大阪・東京支社、そして中国(深圳)や香港・ベトナム(ハノイ)に生産拠点を構えています。外部要因に負けない「モノづくり」で、従来の商業・出版・帳票・包装資材印刷を基軸に、RFID事業、販促ノベルティ・ギフト事業、教育おもちゃ事業と、白紙に価値をもたらすさまざまな商品を提供している印刷会社です。「コトづくりの提供」では、ニュースでも取り上げられた観光促進を目的とした独自アプリの提供、自社ポータルサイト「NARABURA」の運営をしています。AR・VR技術を使った体験型サービスの提供も営業・企画・デザインをワンストップで手掛けております。コミュニケーションスキルの向上に加え、マーケティング知識の習得で自由な発想と提案力、確かな技術革新で、過去の成功体験に固執せず、時代の波に対しても柔軟な姿勢で対応ができています。
各人が仕事に誇りを持ち
自発的・自力的に行動
マーケティングに基づいて提案するためには、社員の気付きの力が必要不可欠です。社員の成長は謙虚になる事の戦いであり、人間の最大の弱点である「言い訳・愚痴・他人の責任」の自己防衛本能3点セットからの脱却が重要です。外部環境の変化による弱みの克服と強みの改善で各人が仕事に誇りを持ち、柔軟かつ自発的・自力的に行動できる優秀な人材が集まる集団へと現在も進化中です。顧客からの難題に対して、全員で考え、共有する事で人間力が向上します。人間力が新技術・商品・サービスの開発の原動力となり、さらなる事業領域の拡大につながった結果、現在の躍進につながったと言っても過言ではありません。
キーワードは
「脱本業」「拡本業」
100年企業に向け、印刷の本業からの脱却ではなく、本業を深掘りし、さらに強みを活かす。また、本業の技術を他の事業展開に活かして、さらなる成長に向け、自社の「今」を把握し、自社の商品・サービスを再定義している現状です。明確な、限界利益率・付加価値生産額を掲げると共に、国内外の全社員が自利利他の価値観を共有・可視化する事で、企業理念にも明記されている「文化と情報伝達のさらなる担い手」を目指しています。われわれの事業に対し①持続可能かどうか?②社会貢献になっているか?③自分がワクワクしているか?以上の動機を一緒に共有できる未来の仲間を歓迎します。