JNCエンジニアリング株式会社

弊社は、創業以来石油化学工場でエンジニアリングを展開してきました。石油化学の完成には、製造プロセス検討、土木・機械・電気・配管・制御の検討、機材調達、浩司・完成までのプロジェクト推進など、多岐にわたる技術が必要です。そうした技術を結集することをエンジニアリングと呼んでいます。私が2019年に代表取締役社長に就任して真っ先に着手したのは、無理な受注や経費が嵩む仕事を抑え、『身の丈に合った仕事』を効率よく進める方針をとったこと。これにより、損益状況が大幅に向上しました。エンジニア会社というのは『人』がすべてであり、社員の反応は常に気になります。社長就任直後にコロナが流行り、コミュニケーションが難しい時期も長くありました。その中でも部門長とはコミュニケーションツールを使い毎日ミーティングを実施。現場の意見や問題点を洗い出していきました。現在、コロナ感染状況も落ち着いてきているので、若手とのランチミーティングを検討中です。アナログではありますが、そこはフェイストゥフェイスにこだわりたい。風通しの良い環境づくりを目指して毎日ミーティングを行い、情報の共有化、問題点を早く吸い上げることを大事にしています。問題になってからではなく、懸念の段階から共有することで、大ごとにならずに済んだ案件も多いものです。

客先の身になって考えられる会社・人材であってほしいです。「ここからはうちの会社は関係ない」と、境界線を明確にしている会社も多いのですが、自分たちががんばることで、状況が改善できるなら積極的に動きたいと考えています。実はそれが客先に好かれる要因となり、リピート依頼につながっていると感じています。アメリカナイズされた契約社会の真逆のような、古き良き日本の雰囲気を活かしたい。若手にもそうあってほしいと考えています。現在は、残業対策を最重要課題としています。書類作成はエクセルでの入力から自動化へ。工事現場は土日休みではないことが多いので、2024年度から施行される改正労働基準法に向けて建設業でも土日休みを実現していきたい。土日休みによる工期の長期化、建設コスト増が懸念されますが、営業への共有もすでに実施。メリハリを効かせた体制で案件受注をできるよう、日々試行錯誤しています。

採用にはとくに力を入れています。中途採用はマネージャークラスの経験者、若手は経験関係なく活きの良い人材を求めています。OJTの実施に加え、今後は手引書などの社内基準を確認しやすいシステムの構築を進め、すぐに対応できる環境づくりに取り組んでいるところです。教育面では全部署の仕事を体験しながら把握してもらうことを最優先に行います。その後、早い段階で現場を経験することでスピーディな育成を実現しています。社内全体を把握しながら仕事を覚えていくシステムですので、若くして現場で活躍している社員が多いことも弊社の特長です。常に相手のことを考え、頑張ることができる人材が揃っていることが、弊社最大の強みだと思っています。