メークス株式会社

弊社は、1979年の創業以来、戸建住宅向けを主とした溶接基礎鉄筋、通称ユニット鉄筋の製造で業界トップを独走している企業です。建築物件に合わせて1棟ごとにユニット鉄筋の割付を行い、鉄筋以外の関連資材などもスピーディに拾い出し、高性能の設備を使ってオーダーに合わせ、ユニットを組み立てる受注生産が95%。ほぼ邸別生産というオーダーメイドでありながら受注から現場納品までわずか３日という短納期を実現。しかも、北海道・沖縄を除く全国対応で、高品質のユニット鉄筋を提供しています。
こうした強みは、いずれも他社の追随を許さないもの。大手住宅メーカーのお客様による厳しいご要望にお応えする中で磨かれてきました。現在では、日本を代表する数多の住宅メーカーから厚い信頼を寄せられ年商は105億円に。全国対応を支える工場は、茨城工場を中心に九州工場、中部工場、東北工場、前橋工場、南九州工場と６拠点に広がっています。また、源泉掛け流しの天然温泉施設「きぬの湯」を開設するなど、温泉事業にも本格参入。地元の方々にも愛される企業を目指しています。

ユニット鉄筋メーカーとしてダントツ日本一のシェアを誇るメークス。その屋台骨を築いてきたのは「人」です。社員とその家族を何よりも大切にするのも弊社の大きな特長です。昨年は、製造職の初任給を30万円に上げて多くの耳目を集めました。高卒、専門卒、大卒などの学歴や年齢も関係なく、製造職の初任給を30万円で統一。その動機は、技能をしっかりと継承していく文化を育むためです。
人材をコストと考えるなら、繁忙期に派遣社員や特定技能者で補うという発想になりがちです。しかし、それでは高度な技術力やマナー、あいさつなどの習慣を定着させて継承することができません。私たちは、原材料の切断から鉄筋の溶接、曲げ加工に至るすべての工程で高精度な仕事を完遂できること。良き仲間として助け合える関係をつくれること。そして、それらをメークスの文化として大切に育み、未来に継承していくことを重視しています。給与はそのための投資と考えています。真面目で手を抜かず、一生懸命仕事に取り組める方に広く門戸を広げています。新卒や初心者の方でも、メンター制度を導入し、一人前になるまでのフォローアップ体制があるので安心です。

社員のモチベーションアップや社内のコミュニケーションを活発化させるようなイベントも行っています。例えば、部署ごとの懇親会は会社の経費で年４回ほど。忘年会や暑気払いなど様々な懇親会が開かれ、社員同士の結束が強められています。コロナ禍で社員旅行はしばらく休止していますが、全体研修は今年復活。工場の社員も含め全社員が東京に集結して会社の歴史や未来への構想を共有しました。著名人による講演も行われ、多くの学びを得ることができました。
各社員より業務改善につながる提案を常時募集しており、優秀な提案を表彰する制度も設けています。毎月30件ほどの提案が出され、業務フローの改善により作業時間が大幅に短縮された例もあります。社員が日頃から会社をもっと良くするための施策を考える。こうした一人ひとりの自主性と視座の高さも、私たちの強みの一つと言えるでしょう。2023年7月に新社長が就任し、新しい５ヵ年計画を策定しました。５年後には年商200億円という目標を掲げています。今、この成長を一緒に担っていく人材を求めています。