株式会社フジデンホールディングス
- 販売(小売)
- リユース事業(電材買取センター)、EVステーション工事、エアコン工事一式、一般電気工事一式、家電配送設置
その他
関西版掲載 勤務先:大阪、京都、兵庫、奈良、滋賀、千葉
「人に御旗を立てる」経営で
電材リユース業界をリード
「人に御旗を立てる」経営で
電材リユース業界をリード
株式会社フジデンホールディングス 代表取締役
藤村 泰宏 氏
PROFILE
1966(昭和41)年、東京都生まれ。高校卒業後、友禅職人で経験を積み、1993(平成5)年に京都府八幡市にて「藤村電機設備」を個人創業。1999(平成11)年に株式会社へ組織変更し、社名も「株式会社フジデン」に変更。代表取締役に就任し、現在に至る。
採算度外視で始めた事業が
今では収益の柱に
なかでもリユース事業は“日本一エアコン部材が揃う店”を掲げた『電材買取センター』を、関西を中心に現在15店舗展開しており、当社の主力事業として年々業績を伸ばしています。また、店舗販売と並行して5年前からスタートしたネット販売が今年は特に好調で、昨対比で約7倍と大きく売り上げを伸ばしており、新たな収益の柱になるのではと大きな期待を寄せております。
今でこそ当社の主力事業として確立したリユース事業ですが、実はスタートから5年は赤字続きでした。元々この事業のはじまりは2011(平成23)年、家電エコポイント制度終了に伴い一気に電気工事・配送関連の仕事がなくなり、このままでは従業員の雇用が維持できなくなる事態に陥ったことがきっかけでした。
「大切なスタッフを失うわけにはいかない!」そんな想いから、雇用の受け皿としてスタートしたため、利益のことは二の次でしたし、電設資材のリユースは業界で初めての試みということもあり、当初周りからは「辞めた方がいい」「無謀だ」と言われ続けていました。
そんなリユース事業が今なぜこれほどの業績を上げるに至ったのか?一番の要因は「人に御旗を立てた」ことにあります。
顧客と従業員の満足が
成功へのカギ
それと同時に、従業員満足も追求しました。例えば年間休日を増やしたり福利厚生の充実はもちろんですが、若手社員の自主性を尊重し意見やアイデアを積極的に採用したり、優れた取り組みやがんばりはきちんと評価・称賛するなど、働きやすくやりがいのある環境づくりに注力。結果、社員のモチベーションがアップしてサービスの質が高まり、業績もさらに伸びるという好循環が生まれました。
目先の利益を追いかけるのではなく「人を大切にする」という御旗に従いブレずにやってきたことで、事業をはじめて6年目からは一気に黒字に転換。今日の成功へとつながったのです。
多くの人から愛される
魅力ある企業へ
その結果社員の平均年齢は30.3歳と若く、他社に比べ多くの若手スタッフが活躍しているのも当社の特徴といえます。
将来的には関東へ本格的に進出するかもしれませんが、今はとにかくお客さまやスタッフなどたくさんの人に囲まれ、彼らを喜ばせることに幸せを感じています。「人に御旗を立てる」と決めた日から、良い形でここまで来ることができました。これからも若者の無限の可能性を信じ、彼らとともに挑戦と成長を続けていきたいと思います。
株式会社フジデンホールディングス
- 所在地
- 大阪府枚方市長尾谷町1-105-11
- 設立
- 1995(平成7)年10月
- 従業員数
- 76名(グループ全体)
- 売上高
- 43億円(2023年9月期)
- 事業内容
- リユース事業(電材買取センター)、EVステーション工事、エアコン工事一式、一般電気工事一式、家電配送設置
- 企業サイト
- https://www.fuji-den.co.jp/