グリーン株式会社

私たちはエクステリアを専門に扱う会社です。「インテリア」は家の中の家具や調度を表しますが、エクステリアは家の外にある調度、例えば家の門や塀、フェンスやテラスやサンルームなどを指します。パブリックエクステリアといって公共施設で使われるもの、例えば公園のごみ収集用のかごや大人数のサイクルスタンドなども私たちの扱うものの一部です。人に例えるとメイクアップのようなもの。街に彩りや個性を与えるのがエクステリアで、その家や街の印象を左右する重要なものです。
当社は1973（昭和48）年創立で伊丹、八尾、泉南を中心に半世紀以上にわたり地元密着型でお客さまとの交流を大切に、成長してきました。エクステリアと呼ばれる商品の範囲は広く、街のいたるところに存在します。扱うものや技術が多い分、多彩な知識が必要ですが、それらを駆使して街を彩っていく仕事は、自分の知識とセンスを十分に活かすことができ独特の面白さを持っています。

エクステリアの知識は広いと申し上げましたが、最初は専門知識がなくてもかまいません。人こそ「財産」が当社の方針。私自身講師として月に一度講義をするほど、社内教育には力を入れています。新入社員は1年7カ月の期間をかけて、商品に関する知識や取り扱い方を身に着けることができます。私が当社に入社する前、銀行員として融資や債権管理などを担当していた経験は、今仕事をするうえで非常に役立っています。「知ること」は武器。みなさんにも商品に関する事柄はもちろん、生きた知識を身に着け仕事の中で役立ててもらいたいと思います。学生時代は習ったことのある問題がテストに出ますが、社会に出たら見たことない応用問題ばかり。そんな問題を解くために自分の知識を増やし、頼られる人格となるよう努力してお客さまのご期待にそう商品を提供していく。この楽しさをぜひ味わっていただきたいものです。
研修期間は理解度の確認や質問のやりとりなど、新人のみなさんと私の関わる時間も多く、お互いをよく知る期間となります。研修後も半年に一度は私と面談する機会があり、今後のキャリア形成や学びについて、一人ひとりとしっかり話し合っています。入社した当初はだれしも自分の適性がわからないという不安があるかと思いますが、そんなとき有効なのが当社の「ジョブチェンジ制度」。職場での在り方に迷ったとき、話し合いのもとで職種を変えることができます。社内で主体的に多彩な体験ができることで、人生の選択肢が大きく広がっていきます。

ラガーマンがよく口にする言葉ですが、当社のスローガンは一言でいえばこのとおりです。社会人として仕事に向き合うなかで、自分自身の知識だけでは対処できないようなお客さまのご依頼も、多くの仲間の知見やアイデアを得て成就することもあります。自分の持つ体験がみんなの窮地を救うこともあるでしょう。一人で働くのではなくチームの中で働くのだという意識を全員が共有するようにしています。社内では先輩が後輩にいろいろと知識や技術を教える機会も多く、社員の仲もよい当社。教えることで自分自身の知識が磨かれ、尋ねるほうも分からないことを聞く素直さがあるということで、大変よい社風だと自負しています。私たちが手がけるエクステリアの仕事の魅力はなんといっても「手がけた仕事が見えること」。自分のみならず、親兄弟、友人や家族にも「自分の作品」ともいえる仕事を見てもらえます。自分の仕事が家や街を美しく機能的にしている姿を目の当たりにすると、無から有を産み出した満足感に満たされます。エクステリアを手がける仕事とはそういうものなのです。