和束運輸株式会社

トラックの後ろに大きく描かれた「京都」の文字。京都に会社を興した私たちは、地域の皆さんのお役に立とうと走り続け、やがて全国展開へ。今年ではやくも67年になります。いつの時代にもニーズを先取りし、お客さまのお役に立てることを糧に、多角的な事業展開をしてまいりました。おかげさまで創業以来、常に右肩上がりの成長を続けています。
当社の強みはなんといっても「人」。明るく骨惜しみしない従業員のみなさんです。親子2代に選んでもらえるような会社でありたいと心がけています。加えて430台を超える磨き抜かれたトラックは8割以上が10トンの大型車。研修が終わり次第一人一台を所有することになるそれらは、全車フル装備。「加装」にはとことんこだわっています。「和束のトラックは美しい」と地元のみなさんが口にされますが、その光沢は従業員一人一人の手作業によるもの。見て美しいだけでなく、仕事への熱意の現れとして、その輝きを私たちは大変重視しています。

WAZUKA HOLDINGSの冠試合が、2024（令和6）年4月20日に甲子園球場で行われました。今期より当社は阪神タイガースの公式スポンサーとなったため、アルプス席に150の特別観覧席が確保され、そこにお招きした従業員とそのご家族、関係者の皆さんとで大応援団を結成。盛大な声援を送りました。当日は大差で阪神の大勝利。始球式には社員家族のちびっ子も登場し、場内が当社関係者の笑顔で埋め尽くされた一日となりました。今年も当社は大きくグループの総売り上げを伸ばし、130億円の大台を突破。これはひとえに日々業務に邁進してくれる従業員、彼ら彼女らをサポートいただいているご家族のみなさん、関係企業のみなさんのお陰です。こうした冠試合の観戦や、USJを貸し切りにしての感謝デーなど、家族のみなさんも一緒に楽しんでもらえる行事は、当社の感謝が伝わればという想いの現れです。
「単なる荷物の運び手にとどまらず、経営者の目を持って仕事を」というのが私たちの主義で、当社で働く人には、仕事に関わる数字に強くなる人材の養成を心がけ、将来の独立も歓迎。たとえ初心者であっても、技術の習得や各種資格取得はしっかりサポートします。大型免許の取得に関しては、時間の融通はもちろん、費用の半額を当社で負担。常に給料は業界最高水準を保持し、管理職となれば年収を自分で宣言する年棒制を導入。やりがいのある環境を保証しています。

今、流通業界も大きな転換期を迎えています。当社では労働環境・待遇をいち早く整えようと、一昨年名古屋に3,000坪の広大な物流センターをオープン、業務の画期的な効率化に成功しました。現在さらに石川県に4,000坪の拠点を確保、奈良や滋賀への進出も来年度には始動の運びです。
私が思うに、物流とは人間の身体では「血液」に匹敵するもの。人間も血の流れが滞ると、脳梗塞など大きな病気に繋がりますが、物流も全く同じです。一か所でもモノの流れが止まると、社会全体がたちまち機能しなくなる。2024（令和6）年1月1日、能登で大きな地震がありました。私たちはその甚大な被害のあった被災地に、当日即座に水や支援物資を積んだ4トントラックを先行。その後、ボランティアとして長期間にわたり必要な支援物資をお届けし続けました。社員一同が改めて物流の重要性を感じた出来事でした。今後いかに社会がデジタル全盛となっても、この仕事は決してなくなりません。私たちは共に21世紀の流通革命を担う、熱意ある人材との出会いを願っています。