株式会社アヤラ産業
- 製造
- 各種産業用ロボット・省力化機器の開発設計・製作
事務職/技術職
勤務先:栃木
関東版2026(2024年11月発行)
地域活性まで担う
産業ロボットメーカー。

地域活性まで担う
産業ロボットメーカー。
株式会社アヤラ産業 代表取締役社長
中村 恵之
なかむら よしのぶ
PROFILE
1971年10月生まれ。会計事務所勤務を経て、2000年に同社に入社。管理部を創設し、管理部長として組織づくりや仕組みづくりに注力する。2011年5月に代表取締役社長に就任。地元那須烏山市の高校生と連携した機械開発のほか、旧小学校跡を活用した「アヤラ興野ビレッジ」など、地域活性活動にも取り組む。
オーダーメイドの
産業ロボットメーカー
製造業界では珍しく、他社に比べて女性が中心となっているところも特徴です。創業当初は、製造現場の管理職が加工や見積も並行するため残業が多い時代もありましたが、組織改善を行い、管理部を作って納期の管理や設計担当との連携など営業事務を行う体制を作りました。現在、管理部の女性10名が中心となり、現場を回してくれています。
旧校舎活用の新拠点を
地域活性の場としても
「AKV」は、弊社が購入した那須烏山市内にある旧興野小学校跡地で、新工場としてすでに稼働していますが、単なる工場にとどまらず、ひとつの村と道の駅を掛け合わせたような場にしようと2027年の全体完成を目指して計画進行中です。
働く・学ぶ・食べる・遊ぶ、各要素の詰まった複合的なこの交流施設を作ろうと考えたのは、広大な敷地と子どもの描いた1枚の絵のイメージがきっかけでした。空間デザイナーなど頼もしい仲間も集まって、さまざまな企画が推進中です。いま着手しているのは、バーベキュー場を兼ねた工作体験場で、弊社のものづくりを活かした親子の工作体験を提供予定です。栃木の木材などを資材置き場に集め、自由にピッキングして工作ができるほか、バーベキューも楽しめる日帰りのレジャー施設の構想です。また、弊社ではこれまでに地元の工業高校と連携し、栃木の名産品であるかんぴょうを削る機械を開発しており、かんぴょう作りなど栃木らしい体験観光も取り入れようと考案中です。地域の方や遠方の方が「ここに来れば、とりあえず何かやっている」と思えるコミュニティ施設が目標です。
弊社のある旧烏山町区域は、2021年に過疎地域として認定され、いま本気で動がなければならないと考えています。次世代の若者に「烏山でも面白いことができる」と感じてもらい、賑わいに繋がれば、会社も地域も、より発展できると信じています。
新会社の若い力で
アヤラがさらなる躍進
また、後継の長男は弊社の商社的な役割をもつ会社を東京で起業し、これまで営業職のなかった弊社としては、新しいフェーズに突入しようとしています。ありがたいことに口コミだけで受注してくることができましたが、今後は弊社のことを全く知らない企業や弊社のソフトの部分まで売れるような体勢をつくり、計画的な事業継承も推進中。若い世代が前線で輝きながら、地域ごと活性化していけるような経営ができればと考えています。
8のつく日はノー残業デーなど、働き方改革も推進。
株式会社アヤラ産業
- 会社名カナ
- アヤラサンギョウ
- 所在地
- 〒321-0526
栃木県那須烏山市田野倉779-1 - 電話番号
- 0287-88-7065
- 設立
- 1990(平成02)年5月
- 従業員数
- 50名
- 売上高
- 9億1,000万円(2024年5月期)
- 事業内容
- 各種産業用ロボット・省力化機器の開発設計・製作
- 企業サイト
- https://www.ayala.co.jp
- https://www.instagram.com/grow_3330/
- TSR企業コード
- 26-020931-7