株式会社ASE-Net

弊社の主な事業は、オフィスやデータセンターのケーブリングなどの電気通信工事です。ケーブリングはシステムの安定稼働には欠かせない重要な役割を担っており、とくに海外では重要視されています。弊社はCommScopeやPanduitといった海外のケーブル関連メーカーの認定施工業者であることから、現在は外資系企業の仕事が全体の4割を占めるほどになりました。コロナ禍によるテレワークの推進をきっかけに、サーバを外部のデータセンターへ移行する企業が増えたことで、最近では日本企業の案件も増加傾向にあります。
5年ほど前からはIT機器の販売事業もスタートし、また、ケーブルクリーナーなど海外製品の代理店販売も拡充。メインの電気通信工事に加え、会社をさらに成長させる事業として注力してまいります。

従業員の採用に関して、弊社は学歴や経験を重視しておらず、今活躍してくれているメンバーも、そのほとんどが未経験からのスタートです。まだ経験が浅くとも、人柄がよく一生懸命で、積極的にコミュニケーションが取れる社員はお客様に可愛がっていただいている印象です。社員の成長を共に楽しんでくださり、お客様にも恵まれていると感じています。彼らが先輩になったとき、新人教育で未経験者と同じ目線に立って指導することができるため、新入社員にとって頼もしい存在になれると思います。また、スリランカ、バングラデシュ、ネパールなど、多数の外国人エンジニアも在籍しています。外資系企業の案件が多い弊社にとって、外国語対応が必要な現場ではとても心強い存在です。日本人も外国人も同じように社内研修を行い、電気通信工事の技術を身につけてもらいながら、いずれ現場を一人で回れるようサポートしています。
2024年4月から、働き方改革による残業規制が建設事業にも適用されるようになりました。人手不足という課題は、弊社も例外ではありません。実は、弊社ではこれまで営業職を採用したことがなく、コンサル会社や指定事業者として契約している各メーカー様経由でご依頼いただくことが多かったのです。製品販売を強化していくことを考えると、今後は営業職の採用も進めていきたいと考えています。

社員同士の交流の機会、また仕事へのモチベーションアップにつなげてほしいという思いから、福利厚生の充実を図っています。年に一回、自由参加の社員旅行を開催しており、今年はグアムか北海道、行きたい方を選べるようにしました。毎回半数以上が参加してくれており、「社員旅行を楽しみに仕事を頑張っている」という声も聞かれ、評判は上々です。また、同じく福利厚生の一貫として、千葉県長南町に社員が自由に利用できるキャンプ場をオープン。社員たちが楽しむための施設をと思って作りましたが、実際には家族や取引先のお客様とのコミュニケーションの場にもなっているようです。
また、弊社ではCSR活動（社会貢献活動）も積極的に行っています。現在は、私が幼いころお世話になった長崎県の児童養護施設やアメリカの子供たちをサポートするBICSI Careに対して寄付活動を続けています。長崎県の養護施設からは、「寄付金で子どもたちの寝具が新しくなった」とお礼の手紙をいただいたこともあります。私たちの小さな行為が実を結んだことを実感して、うれしくなりました。会社を2000年に設立し、ある程度軌道に乗ってきたころから、「社会に貢献することが、企業として果たす義務なのではないか」と考えるようになりました。今後も企業としての成長を目指すとともに、社会貢献への取り組みも続けてまいります。