株式会社ミリオナ化粧品

当社は化粧品や医薬部外品、健康食品のOEMや開発を行う会社です。OEMとは他社ブランドの製品を製造すること。自社製品の製造・開発だけではなく、お客さまの作りたいものを形にするために、我を出し過ぎず、お客さまに寄り添ったものづくりを心がけています。研究開発や製造から販売支援まで一貫した体制と高性能な設備導入による、オリジナル素材の開発などを武器に、大手化粧品メーカーなどから絶大な信頼をいただき、成長を続けています。
この仕事のやりがいは、化粧品でキレイになることで、みなさんがよろこんでくれることです。販売や原材料についてなど、さまざまな新しい情報に触れながら、新しいものを生み出す楽しさもあると思います。お客さまの期待を裏切らないように、常に技術力や知見など経験値を高めて、値段以上の処方が得られるような製品を作ることを心がけています。

当社の強みは、決断のスピードが速いこと。工場や研究所など9つの施設と台湾の提携工場、5つの営業所を持ち、お客さまの求める課題にできるだけ早く対応できるように心がけています。拠点が多いため、社員とは食事や飲み会を通じてコミュニケーションを取るようにしています。たとえば、本社がある大阪では月に1回社員の誕生会を開催。自由参加ですが、役職や部署など関係なしに集まって、コミュニケーションをとることで、会社としてのゆとりが生まれると考えています。当社の社員は人間愛にあふれ、使命感の強い人間がそろっていると自負しています。みんながやりたいことができるように、もっと効率を上げていくことが、今後の課題でもあります。
現在、力を入れているのは、北海道の美唄市にある雪どけ水工場です。現地の工場団地内にあるデータセンターのサーバーの廃熱を利用して「雪どけ水」を製造し、それを用いた化粧品やサプリメントなどを積極的に開発・提案していく計画なのですが、天然の雪を化粧品に使用するのは世界初の試みで、2023（令和5）年度には、経済産業省の北国の省エネ・新エネルギー大賞 優秀賞を受賞しました。この雪どけ水は、連携する養鰻場の飼育水にも使用。さらに、飼育しているうなぎの頭や骨から、コラーゲンとカルシウムを抽出することに成功しました。今後はこれを化粧品などにアップサイクルする展開も考えております。

人口減少や韓国コスメの台頭などによって、業界の競争も激化しています。そのため、これからは国内だけではなく、海外進出にも目を向けて行きたいと考えています。現在、魅力的だと考えているのはインドです。膨大な人口と国土を持ち、長期的な経済成長が期待される国で、ヨーロッパにも近く、英語が通じるという点も魅力的です。商習慣や文化の違いなど、まだまだ問題は多いかと思いますが、チャレンジする価値はあるかと思います。ほかにも当社には、ベトナム人社員がおり、さらに台湾には提携工場もあり、アジアに人と地の利があります。高い人材力と今まで培ってきた人脈を生かし、海外のファブレスメーカーともお取引できればと思います。そのためには、知見を使って現地でのアシストができるように、経験値を高めて行きたいと考えています。
これからは、ますます人材力が必要となります。当社の仕事の根底には「誰かをよろこばせたい」という思いがあります。この仕事に向いているのは、仕事と他者に対する愛情を持てる人。みんなが生き生きと働き、お客さまに信頼をいただける。その対価として売上げを伸ばし、それを地域・社会に還元していく。そんなよい循環を作って、会社も社員も一緒に成長できるような企業であり続けたいですね。