株式会社ティーエスケー

弊社の出発点は1945年、私の祖父が創業した「竹内塗装店」です。千葉県船橋市を基盤に塗装工事業からスタートし、その後、主軸をマンションの大規模修繕工事に転換。建物診断からアフターケアまでをトータルで請け負う「総合改修工事業」へと事業領域を拡大させ、成長を遂げてきました。2008年に社名を「ティーエスケー」に変更、2014年から三代目の私が経営のかじ取りを行っています。
現在、マンションの大規模修繕工事が売上高の９割を占めるまでになっていますが、改修工事の場はマンションだけに留まりません。公共施設、商業施設、プラントなどの分野にも進出し、また廃校をグランピング施設にリニューアルするなどの用途変更工事にも対応しています。お客様のニーズはもちろん、社会のニーズに応えるべく、さらなる飛躍を目指しています。

2024年４月１日から建設業に時間外労働の上限規制が適用されます。働き方改革関連法のひとつである、この「2024年問題」に関しては、勤怠管理のDX（デジタルトランスフォーメーション）化や現場社員の複数人体制をとるなどして対応。同時にAIや技術的なシステムを使うなどして業務の効率化を図り、生産性を確保していきたいと考えています。
もともと弊社は、「ワーク・ライフ・バランス」や「女性活躍」に積極的に取り組むなど、働きやすい職場づくりに注力してきました。女性活躍でいえば、社員約200名のうち２割弱が女性なのですが、女性は出産に伴って退職を余儀なくされるケースも少なくありません。そこで出産・育児後に復職できる制度を設けています。全社員に対しては、一定期間の実務経験を積んだのち、建築士や施工管理技士などの資格取得をバックアップしています。会社側が国の補助金・助成金を活用して費用を負担したり、勉強会を実施したりするなどして、働きながらの資格取得を支援しているのです。一方で社員の頑張りを評価することも忘れません。４年連続で給料のアップを実現し、役員を除く全社員の平均年収は500万円に到達しました。一般的なサラリーマンの年収と比較しても低い水準ではないでしょう。
このような環境を整えるのは、何より「人」が大事だと思っているからです。私たちは建設業でありながらサービス業のような精神でお客様と接することを重要視しています。技術や品質の高さに加え、社員のコミュニケーション能力＝人間力の高さが、同業他社に勝る強みだと自負しています。

人間として、誠実であること。「何のため」「誰のため」を強く意識して仕事に向き合うこと。人材育成ではこの2点をとくに大切にしています。何事にも誠実でなければ、お客様や社会からの信頼は得られません。「何のため」「誰のため」を意識しなければ、お客様や社会のニーズを無視した技術やサービスを提供することになりかねません。どうしたらお客様や社会に必要とされるのか。私たちはそのことに常に「気づける集団」を目指しています。入社して３年くらいの間の失敗は“気づき”を得るために必要なものです。若いうちは失敗を重ね、気づきにつながる経験値を積むべきでしょう。結果、自ら考え、主体的に行動できるようになり、組織として気づける集団こそが持続的な成長を続けられます。そんな思いに共感いただける方々、ぜひ弊社にお越しください。