関西オートメイション株式会社
- 製造
- さまざまな産業における生産工場内で使用されている原材料の容量を計測するレベルセンサを製造、販売
営業職/技術職
勤務先:大阪、東京
関西版2026(2024年12月発行)
世界レベルの企業と渡り合う
ポテンシャルを持つメーカー

世界レベルの企業と渡り合う
ポテンシャルを持つメーカー
関西オートメイション株式会社 代表取締役
宮坂 典央 氏
PROFILE
(右)代表取締役、宮坂典央。1966(昭和41)年生まれ。同志社大学商学部卒業後、関西オートメイションに入社。「振り子式レベルスイッチ」など唯一無二の技術開発に力を注ぐ。(左)取締役、大八木淳史。1961(昭和36)年生まれ。高校ラグビー日本代表。同志社大学で4度の学生日本一、神戸製鋼では日本選手権7連覇の偉業を達成。
スポーツを通じて学ぶことは
社会でも通じる
大八木:私も今までの常識が通じない時代が来たと感じています。私はいま60代なのですが、この世代は人口も多いので、何か次の世代に影響を与えるようなことができればと考えています。
私は以前、小学校を回ってラグビーボールをプレゼントしていたことがありました。その時に、生徒にパスの練習をしてもらうんですが、みんなうまく回せない。その時に大切なこととして話すのが、まず準備。そこからコミュニケーション。あとは、相手のことを考えて投げること。どうすれば、その子が受け取りやすいのかということです。これらは社会に出ても必要なことですよね。
宮坂:スポーツをやっていたからこそ、自然にできることってありますよね。チームやメンバーのことを考えてプレーしていると、自然とチーム全体のレベルが上がっていくんです。
世界レベルを相手にする
熱意を秘める企業
宮坂: VEGA社と取引をしたいと思った時「いまと同じ環境ではダメだ」と思って、大八木さんにお声がけして取締役に就任していただきました。縁・運・タイミングが重なって、ワンチャンスをつかむことができたと思っています。当社の規模でVEGA社と取引ができることは、自分でもすごいことだと感じています。
大八木:お役に立ててよかったです。日本人には潜在的なポテンシャルがあり、世界的な評価も高い。ただそれをわかっていない人が多いですよね。もったいないことです。
ひとつ上の目線を意識して
若手とベテラン、それぞれが活躍を
宮坂:当社もVEGA社の日本総代理店として販売を始めてから、4年近くがたちました。これから本当の意味での総代理店になれるように、もうひとふんばりして、世界的なランクを上げていきたいです。レベル計測機の販売には、昔はある程度のスキルが必要で、経験値がないと売れない商品でした。しかし、最近の商品は電子機器が多く、ベテランと若手の差がありません。スマートフォンやタブレットがあれば、簡単に設定が行えるので、ものによっては、むしろ若手の方が詳しいかもしれないくらいです。ただ、ベテランの強さも忘れてはいけません。若手の活躍に腐ることなく、ベテランにしか持てないスキルを生かしてパーツを作って行ければと考えています。日本代表として世界で活躍した大八木さんが身近にいるということは、社員にとってもチャンスだと思うんです。もうひとつ上の目線を持つ方の考え方を近くで感じて、自分の感覚やレベルを上げていってほしいと思います。
関西オートメイション株式会社
- 所在地
- 大阪府大阪市北区兎我野町2-14
- 設立
- 1969(昭和44)年10月
- 従業員数
- 95名
- 売上高
- 18億4,276万円(2024年3月期)
- 事業内容
- さまざまな産業における生産工場内で使用されている原材料の容量を計測するレベルセンサを製造、販売
- 企業サイト
- https://kansai-automation.co.jp/