ガスタービン発電設備で人々の暮らしを支える
川崎重工のグループ会社として、川崎重工が開発・製造する産業用ガスタービン発電設備(非常用発電設備・コージェネレーションシステム・移動電源車)の販売およびメンテナンスを手掛ける当社。停電時に作動して発電する非常用発電設備は、BCP(事業継続計画)の観点からも注目され、駅、空港、病院、官公庁、オフィスビルなどさまざまな場所に設置されています。近年では、コロナ禍を背景にリモートワークやDXが加速し、データ通信量が増加。企業などからデータを預かり管理を行うデータセンターでも、停電によりデータが消失することのないよう導入が拡大しています。私たちが取り扱う産業用ガスタービン非常用発電設備の特長は、振動、騒音が少なく、またNOX排出濃度が低いため環境に優しい事。さらに空気冷却方式のため災害の際の断水時にも連続して使用できる事が挙げられます。その中で私たちは本事業開始以来キーハードの純国産を一貫して通している事や継続的な製品改良による商品力の向上、またもしもの場合の製品サポート力を多くのお客さまにご評価いただき、おかげさまで国内シェア約70%を維持しております。
災害時稼働率99.9%の高い信頼性
非常用発電設備が稼働するのは、主に震災などの災害時です。東日本大震災では、川崎重工の非常用発電設備の99.9%にあたる1035台が稼働し、電気を供給しました。1台だけ稼働しなかった設備がありましたが、それは定期的なメンテナンスを行っていなかった設備でした。この出来事により非常用発電設備の高い信頼性とともに、メンテナンスの重要性も再認識されました。非常用発電設備は、多くの部品と装置からなる複合設備。必要な時にきちんと作動するためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。製品の販売と同時に、メンテナンスもご提案することで、ますますの安心・安全を提供できるよう心がけています。ビルの屋上などに設置されて、普段は目立たない非常用発電設備。鉄道車両や航空機、オートバイなど川崎重工のほかの製品と比べても、一見地味な存在です。しかし、緊急事態の際に人々の暮らしを支える社会基盤として、大きな意義を持つ設備であり、そのことは、私たち社員の誇りとなっています。世界では2050年までのカーボンニュートラル実現に向けて、さまざまな取り組みがスタートしています。エネルギー業界にも変化が起こることでしょう。当社としても新たなチャレンジを計画し、脱炭素社会の実現に貢献していきたいと考えています。
社員を「人財」と考え教育・福利厚生を充実
当社にとって、社員は会社の大事な「人財」です。新入社員には、ビジネスマナーなどを学べる研修があるほか、3年間指導員が付いてOJTで仕事をしっかり覚えることができます。福利厚生も充実しており、中でもユニークなのが、カフェテリアプランです。これは、住宅ローンの支払いや、ゴルフや旅行などの娯楽に使えるポイントが、給与とは別に毎年支給されるものです。今後も当社の事業は拡大の傾向にあります。人々の安心・安全を支える社会貢献度の高い仕事を、みなさんと一緒に実現できれば幸いです。