大規模な開発を支える
1万人のエンジニア
ハイシンクジャパン(以下JHC)は、グループ親会社である信華信技術股份有限公司(以下信華信)の日本ビジネスの中枢として、1999年に設立されました。ソフトウェア開発などのサービスを提供する外資系IT企業として、日本の大手企業の海外オフショア開発のサポートをしています。弊社の強みはなんといっても、日本と中国の二カ国を融合させた(結ぶ)ソフトウェア開発体制です。お客様との渉外業務はJHCが担当し、実際のシステム開発は中国本土にあるグループ会社各社が担当しています。信華信では優秀なエンジニアを1万人以上擁しているため、大規模な開発案件も対応可能です。他社にないスピード感と信華信の最先端技術を使った開発によって、お客様からの信頼を得ています。近年は単なる受託開発だけでなく、ソフトウェアの企画・立案段階(上流工程)から携わるプロジェクトも増加しています。また、JHCが直接エンドユーザーにサービスを提供する機会も増えました。モノづくりだけに留まらず、お客様の視点に立ち、新たなサービスを実現したいといった新しいニーズを機敏にとらえた市場開拓も積極的に行っています。
中国のオフィスに渡り
現地社員と研修を積むことも
IT技術が日々新しいフェーズに移行していく流れの中で、弊社では特に社員のITスキル向上に重点を置いています。移り変わりの早いIT業界では、お客様からの高い要求に応じるため、個人のスキルアップが必要不可欠です。たとえば新人教育の場合、普通のIT企業では、受注から開発、納品までの一連の流れを一通り習得させるのが一般的ですが、弊社ではあえてそれをしません。できるだけ開発=モノづくりの部分にまず配置します。最初にその分野のプロフェッショナルに育てることで、その後、上流工程に入っても「何が作れるか・作れないか」といった現場的な判断ができるようになります。また、若手社員を中心に、新しい技術を習得してもらうため、中国の本社メンバーとの共同研修制度を積極的に展開しています。国籍の異なるメンバーが協力することでお互いに教え合い、オフショアプロジェクトとして必要なコミュニケーションを含め、技術的な面の成長速度も格段に向上します。現在も7名ほどが中国本社で勉強しています。日中混合の多様なチームで活動する弊社は、新たな視点からの価値観やアイデアを生み出し、グローバルな環境で働きたい人には最適な環境だと思います。
国籍・年齢関係なく
フラットな意見交換を
新しい市場を開拓するということは、新しい人材も必要になります。ただし、採用では「こういう人材がほしい」と会社が指定することはありません。常に「その人に一番向いている仕事」をアサインする(割り当てる)ことを心掛け、人材ミスマッチを防ぎます。そのために社員一人ひとりが何をしたいかをグループリーダーがしっかりとヒアリングする個別面談(1on1ミーティング)を年2回実施しています。これは社員の希望を理解する場や自分の成果をアピールする場でもあります。また、共有すべき社内情報を関係するすべての社員がフラットに共有できるよう会社独自のプラットフォームを活用しています。経営状況や業務体系など社員が必要とする社内情報は常にオープンになっており、全社員いつでもアクセス可能な環境を整えています。こうすることで上のランクの社員たち(上層部)の仕事内容も把握できるので、次のポジションに行くために何をすべきかが明確にわかるのです。成果に対する報酬を提供し、全員に等しくチャンスが行き渡る環境づくりを整えています。今後、企業の成長に伴い、社内コミュニケーションの強化も今まで以上に取り組むべき課題になるはずです。私は国籍・年齢関係なく、お互いフラットに意見交換できることが、成長する会社に不可欠だと考えています。日中のメンバーが混在する弊社だからこそ、活発なコミュニケーションを意識し、他社にはないアイデアとサービスを提供し続けることを目指します。