見えないほど良し縁の下の力持ち
主たる事業の一つが、インフラ構築・セキュリティ支援・スマデバ事業などを手掛けるITサービス事業です。市販されているパソコンやタブレット・スマホなどを会社業務に使えるようにするまでの溝を埋め、各お客様の利用環境に合わせて設定・運用するのが当社の仕事です。ハードのみならずOfficeなどのソフト設定や使い方も含めてお客様が快適に業務を進める事をサポートしています。更にお客様のオフィス環境変化に合わせてネットワークを適材適所に設計し、シームレスな利用環境を構築します。フリーアドレスや在宅勤務の実現も、その効果の一つと言えると思います。当社のITサービスはお客様に近いゾーンに位置していますが、お客様に「見えなければ見えないほど良し」とされる縁の下の力持ちのような存在です。そのような環境基盤は安全でなければいけません。さまざまなリスクからセキュリティを担保し、安心して使っていただくサービスも当社では展開しています。
プログラミングよりもお客様との対話を重視
ITサービス事業と並ぶ当社の重要な事業が、SIサービス事業です。JFEグループ各社はもとより一般企業の業務システム構築を30年以上にわたり請け負い、お客様業務を長年支え厚い信頼を得ています。こうした軸となるお客様を多く抱えていることが、当社が安定した経営基盤を築いていける強味となります。一方でその環境に甘えているわけではありません。目まぐるしく変化していく世の中とIT業界のトレンドに合わせ、柔軟に対応していく必要があります。そのためには最先端のプログラミング技術をアップデートする以上に、お客様が何にお困りで、何をお求めか?対話を通じてご要望を明確に聞き取り、要件定義・システム設計に反映していかなければなりません。そのためには既存技術を習得・実践しながら最新技術を勉強するという、両者両輪で仕事を進める必要があり、その“学び”に対して社員一人ひとりに意識を高めてもらうことが大事です。成長するための環境を用意するのは会社の役目です。今まで以上に人材育成に注力していきたいと考えています。
イベントや合宿はフラットな交流の場
お客様のニーズに応えるためのコミュニケーション力は価値あるシステム設計を進める上での重要なファクターです。もちろん前述の“学び”があってこそですが、そのもっと手前に社員同士の交流があります。仲間との会話によって新しいアイデアが生まれるという仕事的な意味合いもありますが、私が思う理由はもっとシンプルで、一緒に働く仲間のことを知っているのといないのとでは、仕事のし易さが全く違うのです。例えば隣のデスクの人が最近介護で大変だといったことも対話をしなければ気づきません。気づくことができれば仕事をサポート・フォローすることができ、当人は早く帰宅したり休暇を取得したりできるかもしれません。逆も同じです。少しのコミュニケーションと思いやりの心で、現場は円滑に回るようになり個々人の負荷や悩みも軽減します。当社ではリゾート地にある保養所を使い、希望者を含めて招集した合宿を行っています。コロナ禍で暫くお休みしていましたが、昨年久しぶりに開催することができました。また今年は全社員参加型のフェスタという名のイベントを復活させます。このような普段とは異なる特別な場での社内コミュニケーションは、できる限りフラットであるべきだと思っています。社長である私も含めてです。コミュニケーションというのは上意下達ではないんですから!社員同士が気軽に話し合える環境作りを大切にしていきたいものです。