株式会社池田熱処理工業
- 製造
技術職
勤務先:北海道
北海道版2026(2025年4月発行)
技術力を活かした事業展開で
さらなる挑戦を続ける

技術力を活かした事業展開で
さらなる挑戦を続ける
株式会社池田熱処理工業 代表取締役
池田 隆久 氏
いけだ たかひさ
PROFILE
1968年札幌市生まれ。本州の同業企業で金属熱処理の経験を積み、2002年に池田熱処理工業に入社。2010年6月に取締役、2015年に代表取締役に就任。
道内の製造業を支える
総合金属熱処理企業
熱処理加工とは、金属部品に熱を加え冷却することで、耐摩耗性や耐久性を向上させる加工技術です。多様なメーカーを顧客とし、小ロットから大量品まで迅速に対応しています。近年は、窒化ポテンシャル制御が可能なガス軟窒化炉や24時間運転が可能な連続光輝熱処理炉、AMS(航空宇宙材料規格)対応の真空熱処理炉、3次元測定機などの高性能機器を導入し、品質に対する要件が厳しい自動車メーカーにも部品を供給出来る技術力を有し、生産体制・品質管理体制を強化し生産効率の向上に努めてきました。
老朽化した機械装置の更新のほかDX化にも積極的に取り組み、販売管理システムや社内ネットワークを刷新し、高効率化と高利益率を実現できるシステムを構築しております。また、工程管理機能の活用によって属人化していた業務の共有化が可能となり、生産性も向上しました。よりお客様の要望にお応えする体制を整え、更なる技術と営業の戦略的融合を目指して、活気とアグレッシブな姿勢・若々しさ・未来性を持った、社会に必要とされる企業であり続けたいと考えています。
安全で働きやすい職場づくりで
誰もが実力を発揮できる環境に
業務拡大により従業員数も増加しており、より求職者のニーズに合わせた働き方が実現できるよう、今期から24時間稼働の製造業では珍しく、完全週休2日制を導入しました。また、入社10年以内の若手社員を中心に給料の大幅なベースアップを実施しました。
高齢者や女性、障がいのある方など様々な背景をもつスタッフが活躍しています。「人」は財産であり、会社の存続に欠かせません。当社は「札幌市LGBTフレンドリー企業」に認定されており、年齢や性別の垣根をなくし、互いの個性を認め合い、一人ひとりが自身の強みを活かせる職場環境を今後も維持していきます。
北海道唯一の総合熱処理企業
として事業を継続していくため
一方で、近年では当社の持つ技術力、スピードを活かして海外への販路開拓も進めています。自社製品である油圧シリンダーを中心に、東南アジアなどへ製品を輸出しています。北海道内でのシェアは非常に高く、伸びしろが多くはありません。海外という新たな市場へ進出することで収益を拡大し、財務基盤を安定させ、企業価値をより高めていくことが経営者の努めであると考えています。
熱処理はなくてはならない技術です。今後も永続的に事業を続けていくためには人財が何よりも重要です。今後も人財育成に力を入れ、技術面だけでなく、材料工学などの工業の基盤を有するエンジニアを育てていきたいと考えています。共に切磋琢磨し、励まし合える仲間がひとりでも多く私達のチームに加わっていただけたら本望です。
▼自社内に機械加工設備と熱処理加工設備を併設し、一貫生産により短納期を実現する。
株式会社池田熱処理工業
- 所在地
- 〒007-0823
北海道札幌市東区東雁来3条1-1-27 - 電話番号
- 011-781-5555
- 設立
- 1963(昭和38)年10月
- 従業員数
- 65名
- 企業サイト
- http://www.ikenetu.com/