新光重機株式会社

1971年、現会長である父、中尾繁昭が小さなプレハブ工場と軽トラックで建設機械修理の行商を始めたのが弊社の原点です。修理のために建設機械をお預かりしている間、作業が止まって困る現場のニーズに応え、代替機械を貸し出したのが弊社の建設機械レンタル業の始まりです。50年以上の時が流れ、現在では400種類、２万台の建設機械を所有。キャリアダンプ、ショートリーチ油圧ショベル、30m高所作業車、ICT建機、太陽光パネル設置工事用建機など、特殊な建設機械も豊富にラインナップ。千葉県下に11の営業所を展開し、安定成長を継続してきました。
弊社の躍進を支えてきた独自の強みは、徹底した同業他社との差別化。その象徴ともいえるのが「MEF（メフ）」です。Machine Education First classの頭文字を取った造語で、機械を教育して一流にするという意味が込められています。その言葉通り、建機を壊れにくくするために、機械に特注の改造を施し、操作を一元化してどのメーカーでも同じ操作ができるようにすると共に、オリジナルのシールを適所に貼り操作方法をわかりやすく表示しています。さらに、受付業務では男女関係なく全員が機械の知識に精通。一元的でスムーズなご案内や説明を可能にし、顧客満足度の向上をもたらしています。

「教育は最大の差別化である」という先代社長の意志を継承し、人材教育にも注力しています。新人研修は、社会人としての基礎を学ぶ一般研修から機械の知識を習得する商品知識研修まで充実したカリキュラムを用意。とくに商品知識研修は、400種類に及ぶ機械の名前や役割、特徴などをミニチュアで覚えたり、実際に乗ってみて体感したりして知識を習得していきます。各営業所に配属後も研修が行われ、スペシャリストへの道を一緒に歩んでいきます。
配属後、営業マンはまず先輩の後について実践でのノウハウを学びます。特定の人につくのではなく、他営業所のトップ営業マンなど、様々な方に同行する機会を与えることで、自分に合ったやり方を見つけ習得することができます。１年間の成果として毎年６月には「社員大会」を開催。成績優秀な社員や拠点を表彰する一大イベントとなります。20代や30代で営業成績トップになる方がいたり、整備や事務職の表彰もあったりして、全社員のモチベーションが喚起されています。

地域貢献というのも弊社の重要なテーマです。最近では、地域の子どもたちを重機に乗せて写真を撮影するイベントを開いたりしています。子どもたちはみんな重機が大好きですから毎回大喜びです。重機を扱っている以上、災害時はお役に立てるよう各市町村と災害協定を結び、有事の際は出動できるようにしています。今後は、より広いエリアにも対応できるよう他の県の同業他社と協定を結ぶことも考えています。
新たな事業展開としては、重機配送の会社をM＆Aすることで自社で行える体制を整えています。ドライバーの2024年問題もあり、リスクを回避するためにも工事現場への重機配送も自社で遂行したいと考えています。また弊社の強みである整備部門をさらに強化し、建設会社が自社保有している重機にも対応できるようにしていきます。重機の寿命延伸を視野に入れたトータルサポートを提供していきます。
重機はイメージ的に日常生活からかけ離れているので、ホームページやSNS、テレビCMにも力を入れ、ポップな親しみやすさを演出しています。今後も面白いことにチャレンジする姿勢をアピールしていきたいですね。