株式会社新保商店
- 製造・販売(卸)
北海道版2026(2025年4月発行)
お客様の期待に応えるため
理念経営で意識改革

お客様の期待に応えるため
理念経営で意識改革
株式会社新保商店 代表取締役
新保 富啓 氏
しんぼ とみひろ
PROFILE
1978年1月生まれ、札幌市出身。2000年3月、家業である当社に入社。2010年6月取締役、2013年6月常務取締役を経て、2017年5月、3代目の代表取締役に就任。営業職に従事する傍ら、北海道銀行が主催する経営塾を卒業。
オーダーメイドで
お客様の要望に応える
受注の際はまず、お客様の希望される納期をお伺いすることから始まります。スケジュールに合わせてスタッフのポジションや作業のフォーメーションを変えたり、加工に必要な機械がない場合は協力会社と連携し、加工領域を分担して製品化します。場合によっては分納で対応するなど、お客様の手を止めないことを第一に考え、最適な方法や手段を提案しています。
理念経営を進めて
チームワーク力を高める
そのためにも、自分たちがどこに向かっているのかを示しながら、何度も社内研修や勉強会を重ねてきました。その結果、少しずつ社員のスキルや意識の向上が見られるようになったと思います。製造部門では主任が中心となって社員に声を掛け、困っている仲間がいたら互いに手を貸すようにしたところ、作業効率が大幅に上がり、生産量が増えるとともに残業時間が減りました。
自分たちの頑張りがお客様の評価や期待に繋がり、それがまた現場のやる気になる。そこでいい循環が生まれ、社内には活気が溢れ、みんなが生き生きと働ける環境になっていきました。今や対応力と結果を出す力は他社にも負けていません。実際に売上高も年々増加していますので、その働きはきちんと年収に反映させています。
時代に合わせた取り組みで
生産性をアップ
また、当社では現在、私を含む2名が営業を行い、それ以外のスタッフは受注後の処理や手配といった実務を担っています。事務方と現場が分かれている状態ですが、理想は一つにすること。今すぐというのは正直難しいですが、希望する社員には少しずつ挑戦させていき、給与面で待遇しようと考えています。
来年で創業60年を迎えますが、私たちの目標は変わらず、仕事を通じてお客様にご満足いただき働く人も幸せになること。その実現のために「使命感・未来像・価値観」という、より簡潔な理念を新たに掲げました。
物づくりを支え社会発展に貢献すること、物づくりに関わる企業や人から頼りにされる存在であり続けること、困難に立ち向かい社員や関わる会社の人を幸せ且つ豊かにすること、この3つを達成すべく力を注いでいきたいと思います。
▼レーザー切断機やプラズマ切断機などを使用し、用途に応じたサイズや形に鉄板をカットしていく。
株式会社新保商店
- 所在地
- 〒003-0808
北海道札幌市白石区菊水8条2-1-35 - 電話番号
- 011-823-1038
- 設立
- 1966(昭和41)年1月
- 従業員数
- 21名
- 売上高
- 9億7,705万円(2024年3月期)
- 企業サイト
- http://www.shinbo-syoten.co.jp/