株式会社PCCS

弊社はeスポーツ施設の開業や運営を支援している会社です。当初はネットカフェの技術サポートをメインにしていたのですが、2012年、メーカーと協力して大型ネットカフェのオンラインゲーム専用スペースを開設。当時は「ｅスポーツ」という言葉はまったく知られておらず、ゲーム対戦をスポーツ競技と捉える人も皆無でした。ですが、このゲーム専用スペースへの大きな反響と、海外のｅスポーツ情報を得て、いずれこの分野は大きな発展を遂げると予測。2015年にｅスポーツ施設営業システムの開発をスタートさせました。
弊社が独自開発したシステムの代表格が、プレイヤーにしか課金しない入退店システム。ｅスポーツ施設に賑わいをもたらすには、観客がたくさんいたほうがいいからです。韓国のものを改良し、店舗PC内の全ゲームのアップデートを一括で実行する、自動アップデート管理システムも開発。効率的な営業の実現に役立ちました。その後、ｅスポーツ元年と呼ばれる2018年に都内大型施設に弊社のシステムが採用。これをきっかけに、RED°TOKYO TOWERなど国内80カ所以上のｅスポーツ施設を手がけるようになり、現在はコンサルタント業務も行っています。

弊社の強みは、他社に先駆けてこの業界に参入したこと。黎明期からこれまでに積み上げてきた圧倒的な経験と実績を元に、立地選定から施設の料金設定、集客方法、大会運営のハウツーまで、様々な運営のノウハウをお客様に提供できます。目指しているのは運営の省力化。効率的に収益を上げるための工夫はどこにも負けない自信があります。
社員は全員、自分たちの会社は常に業界の先頭を走っているという自負と誇りを持っています。そして何より、みなゲームを愛している。ですからプライドを持って全力で仕事に臨み、「ゲームに関わる仲間」であるお客様のためには努力を惜しみません。好きなことを仕事にした喜びや、ひとつのミッションを完成させたという達成感が、社員たちのモチベーションになり、自然に売り上げアップにつながっています。
変化が早く激しいこの業界で、私自身が心がけてきたのは決断の早さです。つねに3年後を見据えながら的を絞って事業に注力し、ダメならすぐ見切りをつけて別方向へと軌道修正をする。少数精鋭ならではの機動力経営で社員を援護しています。

2024年、一般社団法人日本 eスポーツ連合が日本オリンピック委員会の準加盟団体として承認され、2025年には国際オリンピック委員会が主催する「第1回オリンピックeスポーツ大会」がサウジアラビアで開かれます。ｅスポーツはようやくスポーツとして認められるようになり、ｅスポーツ施設もゲームセンターではなくトレーニング施設であると社会的に認知されていくようになるでしょう。業界のますますの発展は確実であり、弊社も日本のｅスポーツの裾野を広げるために、もう一歩踏み込んだ支援、たとえば地方を含めた各地域での選手の育成、スポンサーの獲得を考えていかねばなりません。そのために25歳以下の社員によるチームを作り、新戦略を練っています。ｅスポーツは、シューティング、格闘、パズルなどさまざまな種類があり、性別も年齢も体型も関係なく、障がいのある方も一緒に楽しめるダイバーシティを体現したスポーツです。未来に向けて進化し続ける業界の熱気とパワーを、ぜひ一度体感してみてください。