顧客目線の提案力が武器創業以来無借金の安定企業
当社は元々、父が立ち上げた電動おもちゃを製造し海外に向けて輸出する会社からスタートし、その後、電子部品や半導体の受託製造業を経て、1973(昭和48)年、当社の前身である「株式会社京装コンピューター」を設立。システムの開発や保守運用、経営支援など、幅広いITサービスを提供してきました。コンピューターという言葉がまだ一般的でなかった時代から活動している当社の歩みは、日本のITの歴史といっても過言ではなく、圧倒的な実績を背景に、大手企業さまや老舗企業さまからの信頼も厚く、競争の激しいIT業界の中であっても、当社は創業から現在に至るまで、無借金経営の安定した経営基盤を築いています。そんな当社の強みは、お客さま以上にお客さまの事を理解し、お困りごとに対して相手目線で提案ができる提案力とコミュニケーション力です。単なる下請けや請負業者として、言われた事だけをこなすのではなく、事業パートナーとしてお客さまと長く良好なお付き合いができる関係づくりを重要視している点が、他社にはない当社の大きな特徴です。しかし、お客さまと信頼関係を築くには、スキルと共に各担当者の人間性も重要となります。そこで、当社では、人間力向上のためにさまざまな取り組みを行っています。
「人」を何より重視した魅力ある職場環境づくり
人間力向上のために当社が大切にしているのは「経営は人なり」という創業当初からの理念です。会社は社員の力無くしては成り立ちません。だからこそ当社では一緒に働く仲間を何より大切に考えていますし、長く気持ちよく働いていただきたいと思っています。そのための取り組みの一つが、社員の自主性を尊重した働きやすい職場環境づくり。例えば、当社ではルールの範囲内であれば、働き方や仕事の進め方は基本個人やプロジェクトのリーダーに任せており、おのおのの状況に応じて出社かリモートワークかを選べるようにしています。また、私自身が子育て中という事もあり、女性はもちろん男性の産休・育休取得を推奨したり、時短勤務やフレックスを導入するなどして、子育て世代が働きやすい環境を整えています。これ以外にも力を入れているのが、社内コミュニケーションの活性化。IT業界というと個の力に目が行きがちですが、プロジェクトの多くはチームで動くため、協調性やコミュ力は必要不可欠です。そこで、個人やチームの成果を目に見える形でたたえると共に、他社員への共有も兼ねた表彰制度やプレゼンテーション発表会の実施、また2カ月に1回社内報を発行し、社内外の情報発信・共有にも努めています。その他にも視野を広めることを目的とした異業種との交流会や、「塾」と称した任意参加型の勉強会を開催するなど、働きやすく個の成長もできるこれらさまさまな取り組みが、スタッフの人間力向上に大いに役立っています。
老舗の立場に満足せずIT業界をリードし続けたい
今後の目標ですが、一番は今ある当社の強みをより突き詰め、他社ではまねできない絶対的なものに高めていくことです。簡単に言うと、従来のシステム開発の枠を超えて、お客さまの経営戦略のサポートや、会社が抱えている問題解決のための助言やフォローができる『経営課題解決企業』としてより進化していきたいと考えており、来期中のフォーマット化目指して、現在取り組んでいる最中です。当社はIT業界ではいわゆる“老舗”になりますが、その立場にあぐらをかくことなく、これからもさまざまな挑戦を続けていきたいと思っています。当社のこれからにぜひご期待ください。