カインズ商配株式会社

インターネットによる販売がスタンダードとなり、大きく変化を遂げる物流業界。そんな急伸する物流業界の代行業者として、弊社は1989年の創業以降、順調に業績を上げています。現在は千葉県に2センター、茨城県に4センター、山形県に1センター、大阪府に事務所を保有。化粧品などの美容商材を中心に、出荷、梱包、配送までを行っています。2017年に開設した茨城県の坂東第一センターにより売上が倍増。弊社の売上の半分を占める拠点となりました。
さらに、2022年に新設された坂東第二センターによってキャパシティーが大きく向上しています。同センターは医薬部外品製造業許可などを取得しており、医薬部外品の取り扱いも可能。幅広い品種に対応できる拠点となっています。弊社の業務はネットショップサイトのモールセールに左右されます。例えばポイントUPのイベントの翌日は、通常の2～3倍ほどの商品発送に対応しなければなりません。365日、迅速に対応できる機動力と組織力が強みと言えるでしょう。

通販市場拡大で出荷件数は急増。それに伴い、発送日数の短縮化が求められます。弊社は他社に先駆け、20年前からオートメーション化に着手してきました。弊社ではオリジナルの倉庫管理システムを活用し、入出荷業務を管理しています。出荷時に時間と手間を要するのは「商品の仕分け」です。これを解消するため「GAS（ゲートアソートシステム）」を作業に導入。これは商品のバーコードを作業員が読み取ると自動的に該当のゲートが開き、投入するだけで仕分けが完了する仕組み。同システムによって、大幅な時間短縮を実現。人的ミスも激減しています。
様々なサイズの商品の梱包と送り状の発行・貼り付けを自動で行う「PaLS（パッキングアンドラベリングシステム）」も採用。1日あたりの出荷作業件数増加に貢献しています。積極的なDX（デジタルトランスフォーメーション）によって、常に職場環境の改善を図っています。これは私自身が現場を経験しているから。経営と現場の距離感を近くすることで、常に現場で働く従業員と荷主の満足を考えています。

求める従業員像は「素直でやる気がある」ことです。拡大を続けるネット通販業界を深く知ることができる職場。弊社では大きく分けて現場を担当する総合職とバックオフィスに携わる事務職があります。総合職ではフォークリフトの運転免許取得などからサポートし、実務経験を積んでもらいます。その後は自身の目標と会社の方針を照らし合わせてキャリアプランを形成。実務担当として荷主とのミーティングに参加し、積極的にコミュニケーションをとるようにしています。経験を重ねていけばセンターの運営を任されることもあるでしょう。
人材の特色としては、女性管理職が複数在籍していることがあげられます。細かい所にまで気を配れる女性は物流の現場で大いに活躍できます。美容商材を扱う弊社は特に、女性目線の作業が荷主から好評。ダイバーシティという言葉が生まれる以前から、弊社では女性スタッフが活躍しています。大きな倉庫を運営する弊社はSDGsにも積極的。揃いのユニフォームを作り、節電への意識を高めています。また、ほぼ全拠点にソーラーパネルを設置。環境にも配慮した企業経営を心がけています。通販業界は薬や介護用品など、今後もさらにカテゴリが増えていくでしょう。これからも社会に必要とされる物流代行に邁進していきます。