プラント配管工事を主に5つの工事事業を展開
弊社は1973年5月の創業以来、給排水衛生設備工事、プラント配管設備工事、冷暖房空調設備工事、上下水道施設工事、機械設備工事と、5つの工事を主として栃木県北を中心に事業を展開してきました。給排水衛生設備工事から始まり、工場関係の仕事を受注していく中で、プラント配管設備工事やその他の設備工事まで発展してきました。経営方針は、「安全・丁寧・誠実」です。その上で社員が高い技術をもって顧客満足度を高めるべく、様々な資格を各自が取得しています。資格がないと現場で仕事ができない面もありますが、会社として年間で資格取得の計画を立て、段階的に社員がレベルアップできるように心がけています。そのため、取得に関する受験料や関連書籍、講習会などの費用は会社負担で行っています。また、個人が希望する資格も可能な限り、本人の自主性を尊重しています。社員一人ひとりがマルチな人間になることは、個人にとっても会社にとっても成長につながるからです。
DX化と見える化に注力安心・安全な体制を実現
2011年の代表取締役社長に就任以来、プラント配管設備工事と機械設備工事を強みに事業に取り組んでいます。とくにプラント配管設備工事の管理面でも対応できる点が大きな強みです。大きな仕事になればなるほど、工程管理、品質・安全管理が求められるため、そうした面も広くカバーできるのは強みとなります。社長就任以来、仕事の見える化も念頭に早くから社内のDX化を推進。予定管理ソフトは自社で作成し、日・週・月単位で、仕事の進捗や状況などの項目を作り、誰でも一目でわかるようにしたことで、客先との予定が立てやすく、請求などの漏れがないかも可視化できました。タブレットで共有しているため、責任監督者でなくても人員の配置など事務員でも対応が可能です。課題はDXを導入するだけでなく、ソフトを使ってどう改善・提案に落とし込んでいくかです。また、会社全体で「経営視点」を持つようにも努めています。例えば、物(工具)にしても、現場へ向かう前に動作確認をしたり、忘れ物がないかチェックしたりすることが挙げられます。不備があって現場から出戻るのが一番のロスになるからです。経営視点を意識して、そうしことにも目を配らせられれば、全体のレベルアップにもつながると考えています。
社員の個性を尊重し、対話を続けて成長を促す
社員に対して求めるのは、第一に健康であってほしいということです。その上で、自分の得意とするものをみつけて、他に負けないようにその技術を伸ばしていってほしい。そうした技術力と、コミュニケーションを含めた人間力が大事です。会社としては、個性や特徴は尊重します。もちろんルールは決まっているので、そこは守りつつ、仕切るタイプ、サポートするタイプ、人と人の接着剤になるタイプなど、自分の個性を大事にして仕事をしてほしいと考えています。経営者として社内のコミュニケーションで大事にしているのは、「問う」こと。アドバイスをしたくなりがちですが、仕事で問題になるポイントを探ってあげて「どう考えている?」と聞いてみます。経営者にとってのコミュニケーションは世間話をすることでも、お酒を飲むことでもありません。社員の課題に気づきを与えること。問いを繰り返すうちに、社員も先を読んで、考えていけるようになり、自分の言葉で出した考えは後に自身でフィードバックするようにもなります。今後もそうして会社も社員も成長していけたらと考えています。