第4次中期計画へ
テーマ「ブレークスルー」
「とってもすてきな会社」TSKは、物流包装におけるトータルコーディネートを手掛けている会社です。工業用分野での包装資材の提案、運搬や荷役作業を助ける台車やコンベアなどのマテハン機器の設計・製造・販売、配送の代行、物流関連システムの提案など、事業は多岐にわたっています。目指しているのは、物流の効率化、最適化を図り、より快適な社会づくりに貢献すること。主な取引先はメーカーで、製品を出荷する際に当社の包装資材を使っていただいています。特に弱電部品や自動車部品など、運搬に注意が必要な製品において多くの実績があります。包装資材の企画から販売までの一連の工程の中で、主力とするのが仕様の提案です。安全にモノを運ぶことはもちろん、積載率やコスト、積み降ろし作業の効率性を考慮し、最適な運び方を包装資材から提案しています。2022(令和4)年5月、現・会長である父からバトンを受け継ぎ社長に就任しました。当社は今年から第4次中期計画に入り、次の3年の新しいテーマを「ブレークスルー」と掲げています。特別なことをやるのではなく、一貫性を持ってやるべきことを地道に積み重ねていくことで「さなぎから蝶への羽化」のように、殻を破り世界で羽ばたいていくイメージです。会長から経営を引き継ぐときに、まず言われたのが「全社員の幸せを実現せよ」ということでした。そこからずっと考えてきて、私なりに出した結論は、社員一人ひとりが持っている「職業的な使命」、つまり「こういう働き方をしたい」という想いと、会社が求める役割が一致した上で、会社への貢献価値が発揮できている状態が、社員にとっての幸せなのではないかと。社員が自分の強みややりたいことを理解しながら、同時に会社としては戦略的に何を求めているのかを明確に示さないといけない。そこの擦り合わせをきちんとしていくことが大事だと感じています。
20年続くKAIZEN
企業風土として根付く
TSKでは、「創意工夫は日々の職場を改善することから生まれる」という考えのもと、2004(平成16)年から職場の「KAIZEN」活動に力を入れています。KAIZENとは、「自分たちの働く環境を自分たちの手でより良くする活動」です。1人あたり月4件の「改善実施報告」がミッションで、室内の掃除からシステムの効率化まで、大小さまざまなKAIZENが年間2,500件以上、生まれています。当社のやり方は、とにかくハードルを下げて「質より量」を重視すること。KAIZENが入ると、そこには必ずコミュニケーションが生まれます。現場改善に関するさまざまなノウハウが社内に蓄積されていることは当社の社風、基盤になっていますしKAIZEN文化が企業風土として根付いています。こうした強みを活かし、TSKの社員が顧客の物流現場が抱える課題の整理や物流コストの見える化、改善手法の提案を行うサービス「KAIZEN BANSOパック」を立ち上げました。現在、「KAIZEN」のコンサルタント事業を一般社団法人として独立させていますが、KAIZENを継続させる仕組みが欲しいという声に応え、「KAIZENコミュニティ」を運営しています。さまざまな業種の県内外10社が参加していますが、外からの刺激をいただいて視界を広くするというのは、お互いにとって良いことだなと。KAIZEN活動が当たり前のサイクルになり、それを面白く感じてもらえば継続にもつながると思います。
好奇心を大切に
やる気が成長を促す
現在、当社が力を入れているのは営業職。新規顧客の開拓は不可欠と考えています。また、成長戦略の柱は海外展開にあるため、早期に海外での実務経験を積みたいという強い意欲を持った人材を求めています。現在、ベトナムとメキシコに拠点がありますが、今後、2カ国以外の海外進出も加速させていきたいと考えています。大手企業であれば数年の待機期間があるところ、当社では比較的早期に海外での経験を積む機会を提供できます。また、採用にあたって重視しているのは自分から進んで取り組む「意欲」です。TSKの当社の一つの特徴は、「自由闊達」。「まずはやってみる」という風土が根付いており、私が入社した当初から変わっていません。自ら考え、積極的に行動したいという人には合う環境だと思います。KAIZEN活動もその一例で、やる気のある社員は自然に成長していきますね。上司の理解とサポートも大切ですが、主体性を持って挑戦できる人材を求めています。特に海外でのチャレンジに強い関心を持つ方には、ぜひ当社でその志を実現してもらいたいです。学生の皆さんへ伝えたいことは「好奇心を大切にしてほしい」ということです。また、興味を持ったことには積極的に一歩踏み出し、行動してほしいと思います。私自身、かつてフラメンコに熱中していましたが、好奇心は行動につながり、行動が成長を促します。学生時代は特に自由に多様な経験ができる貴重な時間です。自分が興味を持ったことに対して素直に行動できる人は、社会に出ても強いと確信しています。