全国25000人で高品質なビル管理に取り組む
ビルの総合管理会社として、1962年の創業以来、建物の管理、警備、メンテナンスなど幅広い業務でお客様の理想とするサービスを目指し、提供してきました。お客様のもとにすぐ駆けつけられるように営業拠点を拡充して、現在は全国約130か所、約25000人の社員が働いています。ビルに関する日常業務はすべてに自社の社員で対応しています。自分たちが現場を見ることで業務の効率化や省エネルギー化を図るなど、必要に応じてトータルに対応しながら、サービスの品質向上に務め、作りあげてきました。実際、弊社は全国に支店があるため、お客様との距離も近く、設備や機械などに不備やトラブルが発生した際も、スピーディーに対応できます。そうした日々の信頼関係の構築によって、お客様から新たなお客様を紹介いただくケースも増えています。
新入社員研修は6か月感謝の気持ちを育む
弊社では「社員の成長が会社の成長につながる」と考え、人材育成に力を入れています。例えば、新入社員には6か月間の研修を行います。そこで学んでほしいのは、社会人として「誰かに感謝できること、そしてその思いを言葉にできる」こと。研修の一環で東京都内の主要な駅に行き、皆でゴミ拾いをします。エッセンシャルワーカーとして、人から感謝される喜びを感じ取ってもらうためです。また、11年前から続けているのが、徒歩で山手線を1周する山手線研修。かなりハードですが、無事にゴールした時には充実感が得られます。歩きながら辛くなったときに声かけなどすることで、チームワークも身につきます。各拠点で休憩所を設け、入社2〜3年目の先輩社員や現場社員がスタンバイして、飲料を手渡しするなどサポート。そうした先輩たちを見て「次の休憩所まで頑張ろう」と、周囲の大切さも実感し、小さいゴールを目指しながら大きな先に向かっていく目標達成の考え方も身につくわけです。そして、社長や専務、各部門長、先輩社員も一緒に歩いて参加する姿を目の当たりにして、役職に関係なく、社員の絆を深めていきます。
「三方よし」の実現へ寄り添って業務を担う
当社は活動方針として、客よし、店(社員)よし、世間よしの三方よしを掲げています。コロナ禍でもその方針に基づき、様々なことを形にしてきました。例えば、病院からコロナ患者がいる病室の消毒や清掃の依頼があれば、弊社は積極的に引き受けました。お客様が困っている時に寄りそうことで信頼を得られるからです。感謝される仕事をすれば、自分たちのやりがいにも変わってきます。こうした姿勢は今に始まったわけではありません。東日本大震災の時も停電するビルや家まで行き、工事やメンテナンスを行うなど、ずっと取り組んできたことです。また、コロナ禍で担当する施設やホテルなどから清掃業務が不要と通達されても、社員が安心して笑顔を取り戻せるよう、雇用を継続しながら、前向きにサポートをしてきました。掲げた三方よしは、相手に寄り添う事から始まります。そうした人財として育つには、自分を育ててくれた親、仕事を教えてくれた先輩や仲間など人に感謝できるかが大切。とはいえ、最初に新入社員に求めるのは、「挨拶」だけです。なぜなら、挨拶をして初めて顔見知りになり、続けることで話し相手に変わり、信頼関係ができれば相談相手に変わっていくのが繋がりです。あとは、会社に来てから学べばいい。今日もそして明日も、感謝する気持ちを形にしながら、100年企業に向けて、感謝される仕事をしていく方針に変わりはありません。