株式会社サンオクス

株式会社サンオクスは1995年、東京で産声をあげました。創業当時から取扱商品の“特殊性”にこだわり、個性的な高付加価値商品をお客様に提供してきました。日韓専門商社として「世界を結ぶ架け橋となり、社会に新たな価値を生み出す」というビジョンを掲げ、市場動向にスピーディーに対応する柔軟性を持ち、常に新しい切り口でステークホルダーの皆様にお応えしています。取り扱う商品は中間素材である洋紙・白板紙及び不織布、薬品、薬品添加剤を中心に、主に日本と韓国の間で輸出入を行っています。
たとえば、韓国の美容業界では美顔のためのシートマスクが欠かせませんが、そのための保水性に優れた高品質の不織布を日本の大手メーカーから韓国のお客様へと輸出しています。また、身近な商品である紙コップの原紙を日本のメーカーと協力し、韓国の紙カップメーカーへ定期的に輸出しています。
韓国は自国消費だけでなく、輸出振興政策により自社製品を輸出している企業が数多くあり、これらの企業と良好な関係を築き、日本の高品質な中間素材を安定的に提供することも重要な役割です。日本から輸出されたカップ原紙が韓国で加工され、欧米で飲料カップや食品容器として使用されています。

最近では素材や中間商品だけでなく、最終商品の開発、SDGs（持続可能な開発目標）達成を視野に入れた環境対応型商品の取り扱いにも力を入れています。新型コロナウイルス感染症拡大時には、マスクや手袋などのメディカル製品を国内外から緊急に仕入れ、国や自治体のニーズにお応えしました。また、医薬品販売業の許可を取得し、Rapigen,Inc.（本社：韓国）のコロナウイルス抗原検査キットの販売を行っています。
世界的なエネルギーコストの上昇に対応し、ブレンド炭の普及にも取り組んでいます。低品位炭と高品位炭をブレンドして中品位炭を作り、石炭の調達コストを低減させるのが狙いです。

「会社のために仕事をするのではなく、社会のためお客様のために仕事をしなさい、そうすれば自分に返ってきます」と機会があるごとに社員に言っています。弊社の企業理念は「開拓精神とチャレンジ精神」であり、頑張って仕事に取り組み成果を上げれば、会社としてはいくらでも応えます。そのためには情熱を抱いて気持ちを込め、どれだけ仕事に打ち込めるかが重要です。
自分で一生懸命やっているつもりでも、あと一歩が足りず成果につながらないケースが多いのです。普通にやっていれば90％まではいきますが、残り10％がなかなかクリアできません。
私は29年前に日本に来て、10カ月後に貿易会社を立ち上げました。知人、友人もなく、誰にも助けてもらえない中、「絶対に成功したい」という夢の実現に向けて取り組んできました。ときには一つのお客様先に、誰にも負けないよう数十回訪れて信頼関係を築いていきました。その気持ちは今も変わりません。
弊社は社会への貢献を強く意識し、スポーツ振興、健全な青少年育成を目指して東日本実業団空手道選手権大会などに協賛しています。創業から28年、グローバルな視点で日本と韓国の架け橋になるよう取り組んできました。これからも社会と世界に大きく貢献できるよう皆様と共に歩んでまいります。