6つの事業所展開でスピード調達を実現
弊社は空調機器や水回りに関する住宅設備、配管資材などを扱っている“建築資材の総合商社”です。コーポレートコピーは「暮らしと産業のライフライン」。私たちの暮らしを支えている設備工事、建築工事や土木工事などの産業と、そこで働く人たちをサポートするのがメイン事業となります。現在、本社のある東京都昭島市のほか、八王子市、府中市、羽村市、あきる野市、山梨県甲斐市に事業所を展開。小口から一括納品までスピーディかつ確実に調達できる体制を構築しています。6つの事業所は独立採算制。事業所長に権限を与え、独自の工夫で運営しているのが特徴です。業績に関わる数字などは所長以下全員が共有しており、チームとなって利益を積み上げていく組織となっています。決算時は社員全員で利益を分かち合う。得た利益を賞与という形で社員に還元していくことが、経営者としての私のやりがいです。
社風と価値観をマッチさせる
弊社をひと言で表すなら「人の会社」。地域密着で営業しているため、顧客との信頼関係構築は必須です。社員には「顧客に対する姿勢」や「商品知識」を現場で学んでもらいたい。「現場はいつもジブンごと」を念頭に、あらゆる現場を自分ごととして対応すること。その積み重ねによって健全な態度で人と接することができるようになります。顧客に好かれることが、次の仕事の受注につながる。先に信頼があって、その後で初めて利益が生まれるものだと思います。こうした社風と社員がもっている価値観をマッチさせていくのも私の重要なテーマです。普段のコミュニケーションは各事業所にまかせていますが、10月の方針発表と12月の決算発表ではウェビナーを開催して、理念の浸透を図っています。入社5年までは、まず経験。5年目以上の社員は若手の見本となれるようにと言い続けています。それぞれのキャリアの中で、会社が掲げる理念や仕事に対する意識などを理解して共感してもらいたい。私の経営方針は、トップダウンではなく常に社員が主導で考え、決めて行動するのを待つスタンス。まかせることで人は成長していきます。例え失敗しても構いません。失敗の経験こそが、人を育てる糧になります。
スポーツ振興や祭りで地域貢献も
真に目指すのは社員全員が物心両面で幸せになることです。売上や顧客数ではなく、その先にある自分の人生の目標を考えてほしい。育休制度などの福利厚生を整えたほか、報酬に関しても頑張りに応じて増える給与体系となっています。採用時は若手社員が中心となって面接。入社後は職場のイメージが湧きやすいように、本社だけでなく自身が働く事業所も必ず見学してもらっています。教育の拠点でもある山梨の倉庫では、キッチン設備やルームエアコンの取り付けなども学ことができます。私自身、体を動かすことやスポーツ観戦が好きなので、ゴルフ部や野球部などの部活動も活発です。また、地域密着企業として経営しているので、地域への貢献も積極的。今夏は「昭島市民くじら祭」で大忙し。花火のための安全確保などにも奔走します。社員はもちろん、顧客や地域など全て「共存共栄」が弊社の最も大切にしている理念です。これからも、健全な“人”を育て地域に還元しつつ、質の高いサービスを提供していきたいと考えています。