バックオフィスを充実DX化で環境を整備
不動産投資コンサルティング事業を営む弊社は、2006年の設立以来、不動産の企画、開発、運用など、多くのお客様の資産形成を総合的にサポートしてきました。ここ数年、不動産価格が乱高下するなど予想のつかない状況が続いています。そこで、弊社はいまの状況を「準備の時期」ととらえて、「モノ」と「人」に対して、積極的なアプローチを行なっています。これまで人力に頼っていたようなバックオフィスを充実させるために、さまざまな面でデジタル化を推進。電子契約や事務処理など次々とAIを導入しています。また、人に対しても、これまでのように採用を続けてきた営業や販売以外の人材への投資も行っていきます。モノと人の両輪を整備しながら、成長を加速させていく年にしていく考えです。社内の整備だけでなく、外部ともコンタクトをとりながら、提携も視野に入れています。これは販路の拡大ではなく、異業種・異業態とコラボレーションをしながら、今後の不動産市場の変化に柔軟に対応できるようにするのが目的です。
不動産投資のトータルアドバイザーを目指す
弊社の主な顧客は30代以上の会社員、投資家、実業家などですが、単に物件を販売するだけではありません。資産形成の観点できめ細かいサポートなどを行うことで、不動産投資のトータルアドバイザーとして常にお客様に向き合ってきました。売買、賃貸、管理など不動産に関するソリューションをワンストップで提供できるのも弊社の特長です。結果、リーマンショックや近年のコロナ禍においても、堅調に事業を成長させることができました。今後は投資用物件だけでなく、相続、事業継承など様々なケースに対応するために、社員の自己研鑽が大事になってきます。社内では新入社員研修、ビジネスマナートレーニング、社長研修などに加えて、金融研修やコミュニケーション研修など、豊富な研修を組むことで一丸となって成長を加速できればと考えます。提携する外部セミナーの受講も行い、知識や教養を得るための書籍代、資格取得のテキスト代や受験料も会社負担で購入できる仕組みです。コロナ禍ではディスタンスの関係でオンラインに切り替えるなどしていましたが、今後は状況を踏まえながらこれまでのやり方に回帰することも検討しています。
「自らが改善・創造する」お客様との信頼を生む
ただ、人は育てるだけでなく、自らが学び、意見を出していくことも重要です。社員には仕事を改善・創造することが求められます。日常の業務に疑問を抱き、「自分だったらこうしたい」と意見を述べたり、「自分はこういう方向を考えています」と提案していく。ルーティンではなく、個々人がアイデアを出す姿勢も大事なのです。これまでお客様との信頼関係の中で、リピーターの方やご紹介を頂くことも多々ありました。近視眼的にならず5年後、10年後というスパンで不動産の市況を見極め、お客様に寄り添い、そして役立つためにも、個人が創造性を発揮する必要があります。そうして成長していけば、自分たちが多くのお客様が投資を検討するにあたってハブとなる存在になれます。例えば、その中で弁護士や税理士の方などをつなげる役割になることも考えられます。今後はさらに不動産投資をトータルで考えていく姿勢を、具現化していきたいと思います。