CAE解析に特化したシミュレーションの専門会社
世の中でつくられる工業製品や施設などは、そのすべてが、設計の段階でCAEと呼ばれる解析工程を経ていることをご存じでしょうか。CAE解析とは、対象物がどのくらいの負荷で壊れるかといった機能や性能などを、PCを使ってシミュレーションすること。私たちはCAE解析に特化したエンジニア集団です。「世の中のすべての物理現象をPC上で再現する」ことを⽬標としています。現在手がけているのは、自動車、鉄道車両、航空機、さらにはエネルギーといった分野における、強度解析、振動解析、流体解析など。対象物のモデルをつくって行う実験では、モデルの制作費用などが発生しますが、PC上でシミュレーションできるCAE解析では、その費用の削減が可能。また、条件を少し変えた場合の結果についても、PC上で情報を変更すればすぐに再実験が可能です。これらのメリットから、「製品の機能向上」をはじめ、決して実験することのできない「⼈命に関係する現象の再現」、「未知の現象に対しての挑戦」などに大いに役立てられています。また、CAE解析は、製品の設計というお客さまのビジネスの根幹に関わる業務です。そのため、お客さまの拠点に常駐して解析業務にあたる社員も多くいます。
社員1000人・売上100億円に向け常識にとらわれず挑戦を続ける
当社はこれまで、目標を掲げ、それに向かって挑戦を繰り返すことで、一つひとつ目標をクリアしてきました。次の大きな目標は、10年後の「社員数1000人・売上100億円」です。目標達成に向けて、就職希望者を増やし売上を拡大するためには、対外的な評価の向上と社会に必要とされることが絶対的に必須です。そこで、当社のCAE技術にさらなる付加価値をつけるため、CAE業務を支援するソフトウェア開発に特化した子会社コムスコシステムズを設立。お客さまからは、「期待を上回るプログラミングで効率が劇的に上がった」と評価は上々です。今後は、アムスコとコムスコの両輪で、高次元かつ低コストでお客さまの課題解決に貢献していきたいと考えています。このように日々経営に携わっている私ですが、その手法を振り返ると、試行錯誤の連続といっても過言ではありません。実は、私自身は、あまり他人から教わることが得意ではありません。最大の趣味のスキーとゴルフも、動画などで仕入れた情報を試し、自分に合う方法を取り入れて腕を磨いてきました。それは経営もまったく同じ。試行錯誤のプロセスこそが楽しく、この上ない醍醐味なのです。もちろん、ビジネスを取り巻く環境は刻一刻と変わるため、戦略戦術もやわらか頭で柔軟に変化させることが必要です。そして、常識にとらわれず、自己保身に走ることなく、挑戦し続けることが大切だと考えています。
技術力はもちろん、社会では周りから信頼される人間力が重要
「社員数1000人・売上100億円」の目標達成に向け、当社では人材採用に注力しています。求める人材像は、「とにかく素直な人」「技術力を高め続けたい人」「人間力を高め、組織を通して社会に貢献したい人」。まずは、素直にさまざまなことを吸収することが成長の第一歩。そして、これまでの知識と経験の延長だけで仕事をすることなく、自己成長の意識を持ち、挑戦し続けてほしいと思います。最後に、いくら技術力があっても、周りから信頼される人間力がなければ仕事を得ることはできないため、人間力も重要です。就職活動上のアドバイスですが、大手企業にも中小企業にもそれぞれメリット・デメリットがあるため、企業規模にとらわれず、自分の勉強してきた分野と近しい企業を選ぶのがよいのではないかと思います。