ユタカ電装工業株式会社
- 製造
- ワイヤーハーネスおよび電装部品の製造加工・販売
技術職/その他
勤務先:香川県高松市香南町吉光870-1
四国版2026(2025年2月発行)
量より質をモットーに国内生産を徹底
若きリーダーを育成し事業拡大を図る

量より質をモットーに国内生産を徹底
若きリーダーを育成し事業拡大を図る
ユタカ電装工業株式会社 代表取締役社長
坂東 和良 氏
PROFILE
1971年徳島県生まれ。父の経営する「ユタカ電装工業」に入社し、さまざまな社内業務を経験した後、1998年に取締役、2002年に工場長となる。2005年に急死した父の跡を継いで社長となる。
完全自社一貫体制のもと実現した
高精度な「ワイヤーハーネス」
福利厚生の充実と多能工教育で
女性が長く働き、フォローし合える
福利厚生のみならず、計画的なジョブローテーションによる製造工程の多能工教育にも注力。これらが働きやすい環境の実現につながりました。みんなで業務をフォローし合うことができれば、子どもの不調で急な休みが必要な時も周囲に気兼ねなく休めます。従業員満足度調査でも「自由な就業時間選択ができる」「家庭のことに時間を費やせ、家族に気兼ねなく働ける」などの感想が寄せられました。2030年までに子育て中の従業員の割合を7割以上に増やし、若手がより力を発揮できる環境づくりが目標です。
当社では長く働かれる方が多く、まさに百戦錬磨の技術を身に付けておられ、非常に頼もしい存在であります。今後もさらに広い視野を持ち、マネジメント力を発揮してくれる女性リーダーを育成し、リーダーを中心とする組織力の強化を果たすことが、社内での大きな課題となってくるでしょう。「最後までユタカに勤められてよかった!」という声を聞けると本望ですね。
次世代を担うリーダー育成は
事業拡大への鍵となる
次世代育成は、まず人材を確保するところから始まります。私たちの世代と今の若い世代の考え方が異なるのは当たり前。違いを否定するのではなく歩み寄り、次世代を引っ張ってくれる若きリーダーの器をじっくり育てたいと思っています。
自社一貫性で社内にはさまざまな業務があるため、自分が得意とする仕事もきっと見つかるはず。技術を身に付けたり図面を読み取る力を学んだりして、環境に上手く馴染み一人前に仕事をこなしていくには10年はかかると思いますが、0から学んでいく方がほとんど。「ワイヤーハーネス」という、「なくてはならない」高精度なものづくりに誇りと熱意を持って取り組んでもらいたいと思います。
長年のお付き合いを大切にしながら
地域応援型SDGs、脱炭素経営を強化
今後の取り組みとしては地域応援型のSDGsの継続、脱炭素経営を強化していきたい。現在、高松市の小学校に備品寄贈などワイヤーハーネス製造を通じ次世代を担う人材育成につながるよう教育機関を支援。脱炭素経営においては供給網全体のCO₂削減を目指していきたいと思います。
ユタカ電装工業株式会社
- 所在地
- 香川県高松市香南町吉光870-1
- 電話番号
- 087-879-0333
- 設立
- 1987(昭和62)年7月
- 従業員数
- 60名
- 売上高
- 5億1,000万円(2024年6月期)
- 事業内容
- ワイヤーハーネスおよび電装部品の製造加工・販売
- 企業サイト
- https://www.yutaka-denso.co.jp/