道東地域に暮らす人々のため
貢献し続け創業100年を目指す
2025年は創業93年目となり、現在は地域の方々に必要とされる仕事を長年に渡り続けてこられたことに感謝しています。当社は創業から「地域のため」を第一に、道東地域の道路や河川工事、農業基盤整備などの大型工事を幅広く請け負ってきました。直近では2024年12月に開通した道東自動車道阿寒インターチェンジから釧路西インターチェンジまでの工事も手がけております。この道路が開通し道東地域の物流や経済が大きく変化していくと言われ、完成した際にはたくさんの方に喜んでいただき、当社としても大きな達成感や充実感を得ることができました。建設業は大きな工事を行いますが、それにより人の暮らしを豊かにすることができる職種です。河川の護岸工事などは防災面でも重要です。酪農業を支える草地の改良工事でも、酪農が盛んなこの地域で暮らす人たちのために役立つことができます。この点が最大のやりがいを感じられるポイントです。またこの地域の懸念事項は千島海溝沖の巨大地震。海岸部の被害に対し内陸部にある当社が被災地支援を行うことが期待されており、社員の防災意識を高めるため積極的に防災訓練に参加するなど、日ごろから体制を整えています。
DXの推進やICT、社員教育、
働く環境などの整備にも注力
建設業は官公庁などからの受注工事が多く、事業を継続するために大切にしてきたことは、発注者の期待に応える技術力を高める努力をすること。そのために社内での研修も含め、DX(デジタルトランスフォーメーション)やICT(通信技術)の推進に努めています。自社機械として位置情報をもとに重機の操縦をサポートするICT技術のマシンガイダンスを搭載した油圧ショベルを導入し、若手オペレーターの技術力を活かしながら現場での効率化を図っています。デジタル化を進めることで省力化を実現し従業員の負担軽減と確固とした実績を得られるよう精進しています。ただ建設業ではデジタル化やAIだけではできない領域があり、やはり人を大切にしていかなくてはいけないと思います。そのため必要な資格の取得費用は当社が100%補助し、積極的に講習を受講してもらうためのサポート体制も構築。資格取得試験前の数か月間は、先輩からいろいろと教えてもらうように社内での勉強会を開いています。当社の従業員は基本的にとても面倒見が良い人が多いと思います。従業員の年齢層は30代が少なくバランスが難しいのですが、低い離職率を維持できているのは従業員同士のコミュニケーションのおかげかもしれません。
温泉が出る独身寮をはじめ
弟子屈町の恩恵に囲まれ働く
弟子屈町は夢を持つ人がいろいろなことに挑戦できる風土で、面白いことが次々と生まれてくる街だと感じます。道東地域はその魅力がどんどん知られて、インバウンドも含めてポテンシャルの高い場所ですし、その中でも弟子屈町は地熱発電や川湯地域の再開発など、将来的にも期待できる素材が多いのが特徴です。国の特別天然記念物タンチョウや世界的に減少が危惧されるオオワシなどが身近で見られることも最大の魅力です。温暖化で食料生産地が北海道へとシフトして、今後は日本の食糧自給にも貢献できる地域です。また当社では独身寮や社宅を建築し、従業員の暮らしをサポートしています。温泉地ならではの特徴として独身寮全室のお風呂は温泉が利用できます。仕事で疲れて帰宅した後、ゆっくりと温泉に浸かってもらいたいです。釧路市から現場に通う従業員もおり事務所に宿泊する場合や、休憩時間にはしっかりと体を休めてもらえるように、事務所の2階には仮眠室とシャワールームも設置しました。地域に愛情を持ち地域を守るため、若い従業員と一緒にこれからも長く事業を継続できるようにがんばっていきたいです。