東京冷機工業株式会社

弊社の68年の歴史は、1956年にダイキンのメンテナンスの仕事を受注したことから始まります。その初受注日3月3日を会社の設立日として記念日にしました。当初は技術者がいない会社だったのでクレームの連続でしたが、私が入社した1978年にエポックメイキングを引き起こす出来事がありました。それは新規技術導入チームを作り関東一円の工場を開拓営業し始めたことです。
当時エアコンが設置されているのは店舗がメインで工場には、ほぼありませんでしたが、営業開始から3年で状況は一変。クリーンルーム・精密恒温恒湿などの特殊な新技術を導入し、新規顧客の開拓となったのです。
最初は反対されましたが、当時で先行投資額1,000万円強の新事業へのチャレンジを会社が受け入れてくれたことで業務内容と客層が変わり新技術へ向かいました。さらに20年程前からガス事業への参入も開始。ガス空調を扱う特殊な技術力が認められ、13社しかない東京ガスと直接取引ができる認定店となりました。その結果ガス分野の売上が一気に増大。直接取引ができる強みから相見積りにも「負けない会社」となりました。
これらの努力はすべて、お客様が本当に求めていることに応えるため。電気もガスも、全ての空調の設計・施工・メンテナンスができる体制を作りました。他社にはない強みをもつ会社としてこの業界をけん引し続ける存在です。

私は「個人の成長は会社の成長」と考えます。個人の成長と会社の成長は同じ、人に対する価値観を尊重し、社員の「生涯価値」という考え方を大切にしています。
これは入社したら会社と仲間を大切にする「良き会社」であることつまり「身内を誘える会社」となることを目指し10年かけて環境整備を行いました。成長する環境、成長の場であるすべての事業所の新築・リニューアルを行った結果、社員の意識が変わり身なりも整いました。他にもロゴやカラー、車のデザインなども刷新しています。
2022年10月には研修施設と空調、給排水衛生、防災や電気等多岐に渡り実際に体験できるショールーム機能、さらにイベント会場機能を併せ持つ「成長支援センター」を設立。異業種交流会や独自セミナー、職業訓練も行っています。また健康経営など福利厚生やサポートも充実。企業のホワイト化を総合的に評価する「ホワイト企業認定(最高位のプラチナ)」に2年連続で認定されました。これは人材を人財と考えている証だと自負しています。

お客様とほぼ直接取引しているため、情報や反応を早く知ることができます。感謝の言葉を直接もらえることは仕事のやりがいにも直結していると思います。お客様に「心と技術で貢献する」ため新卒社員には6か月の研修を行い、入社3年目まではメンタルサポートやバディ制度などのサポートが続きます。そしてその後も生涯的な成長のために、レベルに応じた支援を続けます。また、社員が困っているときに手を差し伸べられる制度にも力を入れています。ポリシーとして社員のためになることは、法律で決まる前に取り入れるようにしています。
弊社では企業収益と省エネ・カーボンニュートラルの両立を考えています。CO2を減らすため設計・施工から取り組み適正なメンテナンスを推進。他社には真似できない99％以上のエアコンリサイクルも実現しています。社会的な貢献を行うことで需要を生み出し、社会に認められる企業でありたいと思っています。