辰己屋金属株式会社
- 製造・販売(卸)
- 伸銅品および非鉄金属材料販売、切削加工、CNC自動盤、パイプ曲げ加工、その他加工品
営業職/技術職
勤務先:大阪、京都、愛知、東京
関西版2026(2024年12月発行)
感謝の心で未来を切り拓く
創業90周年の「加工商社」
感謝の心で未来を切り拓く
創業90周年の「加工商社」
辰己屋金属株式会社 代表取締役社長
奥出 真通 氏
PROFILE
1975年(昭和50)年、京都府生まれ。東海大学を卒業後、アメリカとドイツに留学。帰国後、東京のIT関連会社勤務を経て、2005(平成17)年に辰己屋金属に入社。営業として大手企業の新規開拓や東京営業所の立ち上げに尽力。2017(平成29)年に代表取締役社長に就任。
新卒採用で社内の若返りを実現
残業なし!自由度の高い働き方を
私が経営で意識しているのは、なんでも人が真ん中にあるということ。物心両面をより多く社員に還元することが会社の発展につながると考え、社内、社外ともに人間関係を一番大切にしています。社内では食事会やイベントを通じて、みんなでワイワイコミュニケーションを取っています。社員同士の仲間意識も強く、みんなでフォローし合って仕事をする、ひとつのチームのような職場です。私が社長に就任してからは、新卒採用も積極的に行い、社内の雰囲気も若返りました。新卒の方からしても、年齢の近い先輩がいれば、よい手本となってくれるのではないでしょうか。社内の若返りによって仕事の自由度も高くなり、残業もありません。GWやお盆、年末年始などの休暇も9日間と大企業並みの水準になりました。しっかり休んでリフレッシュできると社員にも好評です。
社員全員が職場の主人公
成果に応じた報奨金も
会社としては、未来を見据えた投資に力を入れています。環境問題によるカーボンニュートラルの取り組みや、第4次産業革命の流れもあり、自動車のEVシフトが進んでいます。当社では早くからこの流れを予測。EVに使用する材料のカットに必要な機械を導入するなど、そのための投資を行ってきました。当社が取り扱う黄銅条は、電気特性・熱伝導性に優れており、EV自動車の材料としても欠かせないものです。EVの材料としては、電気を多く通すように2ミリ~4ミリまでの厚みが必要になるのですが、この厚みを実現するための機械を持っている会社は、現在でも全国に10社あるかないかです。そこに腕のいいオペレーターの技が加わることにより、数ミリ単位でお客さまのご要望にお応えできることが、材料の仕入れだけではなく、優れた加工技術を持つ当社の強みでもあります。
2025(令和7)年で創業90周年
挑戦と感謝の心で未来を目指す
仕事に関しては、熱意とやる気、覇気のある方を歓迎します。あとはやさしく素直な方。素直な姿勢で取り組める方は、技術の吸収スピードも速く、のびしろもあります。そして、私がふだん意識しているのは「感謝に限りなし」という言葉です。社員も家族も取引先も、何事にも感謝。どれだけ感謝しても、しすぎるということはないと思います。当社は2025(令和7)年には創業90周年の節目を迎えますが、さらに100周年、200周年に向かって売上高も100憶円、200憶円と続けていけるように、まわりへの感謝の心を大切に、未来へと目を向けながら邁進していきたいと考えています。
辰己屋金属株式会社
- 所在地
- 大阪府東大阪市西堤本通西1-8-20
- 設立
- 1951(昭和26)年1月
- 従業員数
- 60名
- 売上高
- 36億4,600万円(2023年12月期)
- 事業内容
- 伸銅品および非鉄金属材料販売、切削加工、CNC自動盤、パイプ曲げ加工、その他加工品
- 企業サイト
- https://www.tatsumiya-metal.com/