滝澤ベニヤ株式会社
- 製造・販売(卸)
北海道版2026(2025年4月発行)
技術・品質・環境にこだわり
北海道産木材の価値を高める

技術・品質・環境にこだわり
北海道産木材の価値を高める
滝澤ベニヤ株式会社 代表取締役
瀧澤 貴弘 氏
たきざわ たかひろ
PROFILE
1981年生まれ、芦別市出身。2代目の代表取締役社長(現:取締役会長)である滝澤量久氏の二男に生まれ、2004年に青山学院大学を卒業後、旅行会社を経て空知単板工業(株)に勤務。2007年より入社し、取締役営業部長に就任。2016年2月、代表取締役専務、2022年3月、3代目の代表取締役社長に就任。
人の手による高品質な単板・合板を製造
国産材を活用して、森と暮らしとつなげる
持続可能な社会の実現をさかんに叫ばれる現代ですが、木工業に携わる会社として、環境保護は昔からごく身近なもの、当たり前のものとして向き合ってきました。山を守り森を育てていくためには、海外から安い木材を仕入れるのではなく、国産の木材を使用し、山を整備して新しい木を植え続けることが必要と考えているからです。
当社が考えるサスティナビリティとは、今も昔も「北海道産の木材の価値を高めること」。それこそが、当社にできる持続可能な社会への最大の貢献です。これからも、サステナブルな資源である木材を有効に活用することで、木への理解を深め、木材の需要を喚起してまいります。
環境に配慮したオリジナルプロダクト
「ペーパーウッド」を開発
2009年の開発以降、様々なデザイナーや建築家によってインテリア製品や建築建材に使用されてきました。2010年には「グッドデザイン賞」、2012年には世界最大のデザイン・コンテスト「レッドドットデザイン賞」を受賞。札幌オリンピックミュージアムのインテリアやGoogle本社のスツールに採用されたほか、ニューヨーク近代美術館(MoMA)ではペーパーウッド材から作られた時計が販売されているなど、その美しさと革新性が国内外で高い評価を受けています。
2025年1月には、新ブランド「bosje(ボジェ)」もスタートしました。オランダ語で「小さな森」を意味するこのブランドは、ペーパーウッド材を暮らしに役立つ日用品に落とし込んでおり、北海道の木材の魅力を広く発信できるものと期待しています。また他業界とのコラボレーションによる、廃材や未利用材などを活用した新しい合板商品も現在企画開発中です。
ものづくりを支える技術と情熱
同じ目線で新たな道を開拓
滝澤ベニヤ株式会社
- 所在地
- 〒079-1372
北海道芦別市野花南町1000 - 電話番号
- 0124-27-3111
- 設立
- 1961(昭和36)年12月
- 従業員数
- 53名
- 売上高
- 9億9,000万円(2024年12月期)
- 企業サイト
- https://www.takizawaveneer.co.jp/
- https://www.facebook.com/takizawaveneer
- https://www.instagram.com/takizawaveneer/