株式会社田畑建設
- 建設・不動産
北海道版2026(2025年4月発行)
協調性と調和を大切にし
地域に貢献し続ける

協調性と調和を大切にし
地域に貢献し続ける
株式会社田畑建設 代表取締役
田畑 昌伸 氏
たばた まさのぶ
PROFILE
1959年生まれ。江差町出身。大学院卒業後、大手ゼネコンの佐藤工業(株)に土木総合職として勤務。1991年11月、家業である同社に入社。2002年4月代表取締役就任。江差建設協会会長、檜山地域人材開発センター運営協会会長、函館建築業協会建築委員。
協調性と調和を大切に
4拠点でバランス良く運営
一部土木工事の受注もありますが、主軸となるのは建築部門です。小中学校や合同庁舎をはじめ、病院や商業施設、豚舎・鶏舎などを手がけています。特に道内の「ヤマダ電機」の店舗は、全体の約半数を当社が手がけています。
私は5代目で、2002年より経営に携わっております。会社運営において大切にしているのは協調性と調和を持つということ。私自身は社長という立場に奢らず、周りから認めて貰えるような人間、亡くなった時に惜しまれるような人間を目指しています。会社もまた、地域に貢献してこそ認められるという考えから、環境美化運動や交通安全運動にも積極的に取り組んでいます。
そんな当社の強みといえば、やはり地域性でしょう。江差町の本社に加え、函館、札幌、千歳に拠点を持ち、北海道の約半分のエリアを4店舗で賄っています。全ての店舗で受注と契約、工事を行っていますが、これはほかにはあまりないスタイルだと思います。長いスパンで見た時にどこか1店舗が不調でも、別の店舗が好調であれば利益は平準化されますし、給料にも影響しません。土地に根ざすのはもちろん大切ですが、1カ所に集中した結果、下火になるとなかなか復活は難しい。そうした意味でも、大変な時に他店舗が頑張ることで企業の継続性、持続性が保たれているのが特徴だと言えるでしょう。
当社では、働きやすい環境づくりのために、常日頃から社員の提案に耳を傾けて職場環境の改善を図るとともに、社員同士の交流の一環として、定期的に懇親の場や女性職員の研修会などを開催しています。また、特に若い人たちが長く働けるよう、基本的に希望した支店から通えるエリアの仕事を担当してもらうといった工夫もしています。
強い精神力を持ち
スムーズに現場を管理
若い人材も積極的に受け入れていますが、私たちが求めるのは強い精神力を持つ人です。1つの工事現場において、何十社もの協力業者が必要になります。彼らが効率良く働けるように段取りし、納期を守ってお客様にいいものを提供することが、本人も会社にとってもプラスになります。そうしたコーディネート力は、現場の大小に関わらずやることは同じで、現場で、勉強し、良く考えて忍耐強く培っていくしかありません。専門的な知識はもちろんゼロでは困りますが、一番必要なのは強い精神力だと思います。一つひとつの工程を仕切るのは非常に難しいですが、その分やりがいもあります。
風通しのいい会社で
社員と地域に貢献
株式会社田畑建設
- 所在地
- 〒043-0022
北海道檜山郡江差町伏木戸町634 - 電話番号
- 0139-52-0856
- 設立
- 1966(昭和41)年8月
- 従業員数
- 47名
- 売上高
- 27億2,000万円(2025年1月期)
- 企業サイト
- https://www.tabatakensetsu.jp/