株式会社昇和
- 建設
- 解体工事業、産業廃棄物処理業、産業廃棄物収集運搬業
技術職/(構造計算、設計、施工管理)
関西版掲載 勤務先:大阪・兵庫
解体とリサイクルで
循環型社会形成に貢献

株式会社昇和 代表取締役
佐藤 昇 氏
PROFILE
1961(昭和36)年、大阪府生まれ。1986(昭和61)年に前身となる昇和建設を創設。1992(平成4)年に株式会社昇和を設立、代表取締役に就任。解体業の「キツイ・汚い・危険」といったイメージを拭い去るのため、リサイクル事業の展開や大型重機導入による作業軽減、休日・給与形態の整備などに尽力。
西日本最大級の処理施設を有し
解体工事とリサイクルを手がける
当社は、建物の解体から廃材のリサイクルまでをワンストップで手がける会社です。解体や廃材の運搬に欠かせない多数の重機や車両、西日本最大級の廃材のリサイクルを行う中間処理施設などを保有しています。
近年、都市部など建物が密集する場所では、騒音や粉じんを最小限に抑え、早い工期で解体を終えられるブロック解体という技術が使われるようになってきました。これは、現場で建物を細かく壊すのではなく、建物を重さ20トン程度の塊(ブロック)で切り出し、処理場へ運んでから粉砕する解体方法です。巨大なブロックを運搬できる車両と、大規模な処理施設が必要なため、限られた事業者しか対応できず、当社はその数少ない事業者のうちのひとつです。
業界トップレベルの解体技術と処理能力、さらにリサイクルの取り組みが評価され、デベロッパーや大手ゼネコンから直接依頼を受けて、大型商業施設やオフィスビル、病院などさまざまな建物の解体工事を担っています。
循環型社会の実現に向けて
リサイクルを追求
産業廃棄物のみならず、近年多発する自然災害により発生する災害廃棄物についても、受け入れを取り組みたいと考えております。もしものときにも、発生した大量のがれきを海上運搬で、港湾施設の整った当社の処理施設に運び入れ、そのままリサイクル可能で、難航しがちながれきの速やかな処理に貢献したいと考えております。
さらに、新しい取り組みとしてスタートしているのがALC(軽量気泡コンクリート)のリサイクルです。ALCは、軽量で、耐久性や耐火性に優れていることから、ビルや住宅の外壁として使用されています。一般的に解体後は、ALCに付着する塗料や防水シート、補強のために埋め込まれている金属などを取り除く技術が確立されていないため、リサイクルはされず産業廃棄物として埋め立て処理されています。ただ、ALCは多様な建物で使われており、廃材の量も多い。当社は、何とかリサイクルできないものかと試行錯誤の末、技術を確立。質の高い土壌改良材として生まれ変わらせることに成功しました。このALCをリサイクルした土壌改良材が、循環型社会の形成に寄与する再生資源として、行政からリサイクル認定を受けることを目指しています。
昇和が先陣を切り
解体業のイメージを刷新する
株式会社昇和
- 所在地
- 大阪府大阪市港区田中2-1-1
- 設立
- 1992(平成4)年3月
- 従業員数
- 70名
- 売上高
- 60億3,160万円(2021年8月期)
- 事業内容
- 解体工事業、産業廃棄物処理業、産業廃棄物収集運搬業
- 企業サイト
- https://www.showa.company/