新産業や地域資源の事業化を実現し
道東のポテンシャルを世界へ発信
新産業や地域資源の事業化を実現し
道東のポテンシャルを世界へ発信
株式会社サンエス・マネジメント・システムス 代表取締役
宮田 昌利 氏
みやた まさとし
PROFILE
1960年釧路市生まれ。1984年大学卒業と同時に東京で会社設立。1988年釧路市に戻り株式会社サンエス・マネジメント・システムスを設立。2000年からサンエス電気通信株式会社の代表も兼ねる。北海道ニュービジネス協議会副会長、釧路新産業創造研究会会長、釧路根室圏まちとくらしネットワークフォーラム座長など公職も多数。
全道を牽引するグループとして
地域とともにチャレンジを!
道東地域は今後のビジネス拠点になる可能性を大いに秘めています。特に2025年は当社の技術力でDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するとともに、テクノロジーや食、観光などの新たな領域で、この地域に国内外の様々な人材や企業を集合させる転換期だと考えています。当社はサンエス電気通信株式会社、株式会社シーエーブイ(札幌市)、光英電気通信株式会社(札幌市)、株式会社ウエルシア(総売上47億1867万円)のグループ企業として、幅広く地域の発展を支えてきました。観光や防災分野では釧路市をはじめ多くの自治体等にWi-Fi整備の導入実績があります。北海道開発局より委託を請け、道内111箇所の道の駅に多言語共通認証基盤による、高セキュリティでインバウンドにも対応したフリーWi-Fiの整備・管理運営を担い、観光客の観光・防災情報提供に貢献しています。1995年には地域インターネットサービスプロバイダ「マリモインターネット」を開設し、インターネット関連サービスをはじめ企業や団体のホームページ制作も100件以上の実績を持っています。 今年度から企業のSNS運用支援サービスにも力を入れ、地域の企業の様々な情報発信支援の実績も出てきています。
イノベーションとマネジメントで
新しい成長を道東から作り上げる
地域を発展させるためにはシステム開発・推進などのテクノロジーが中核となるため、経済産業省が推奨する「ITコーディネーター」の資格を取得しています。また常務取締役の中島秀幸は北海道ITコーディネーター協議会副会長と一般社団法人釧路地域DX推進協議会の会長を務めており、道内全域から道東地域のIT化を進める大きな支えとなっています。当社はまだまだ小さな企業ですが、社員全員がとても志が高く、道東地域の中では高いレベルでDX推進事業に当たっています。IT導入企業に伴走し経験値を地域に還元しながら、常に地域全体を巻き込んだテクノロジーの底上げにチャレンジしていきます。また企業のニーズと丁寧に向き合い、ベストな解決策を提案するノウハウを全社員が身につけ、個々の企業にあったDX推進の伴走支援者となるよう日々スキルアップしています。さらに生産性を高めるDX推進のマネジメントをイノベーションすることと、商品やサービスについての新しいマーケティングを実践することを両軸で進め、企業成長に必要な支援も継続していきます。今後はAI技術の導入を進め、道東地域と世界が交流できるような事業もやってみたいと構想を練っています。「地域とともにおもしろいチャレンジを」という思いをベースに、地域活動にも重点を置き活動していきます。
大切なのは志を持つこと
幸せな人生を歩んでほしい
企業だけではなく仕事を通して地域の課題解決に関わることができる点が、当社で働く最大のやりがいです。当社の強みが地域全体の課題解決につながり、さまざまな活動や取り組みを通じて、私たち自身も成長を実感することができます。地域への恩返しとして私が中学生や大学生に講演する際は「人生の夢を描き、志を持ってほしい」と話します。仕事でイノベーションやマネジメントを実践するためには、志がなくてはできません。自分が生まれ育った釧路市、あるいは北海道が元気になるために、志を持って一緒にがんばっていきたいですね。私は日本の素晴らしい伝統や文化も、ビジネスを通して世界中に発信したいと思っています。今年の社員旅行では大阪市の住吉大社、京都市の下鴨神社などを周り、日本古来の力をもらいつつ、大阪・関西万博に行く予定です。私はこれまで失敗もしましたが、まだまだやる気はあります。将来、みんなでおもしろいことやったな、幸せな人生を歩めたなと思いたいですね。