株式会社ラスク

株式会社ラスクは、システム企画・開発・保守・受託開発を中心に、ソフトウエアやアプリの設計開発、アウトソーシング事業、AI研究開発などを手がける会社です。2020年に立ち上げたばかりですが、おかげさまで今日まで順調に成長を続けています。
当社の理念を説明するために、私のこれまでについてお話します。私は決して裕福とはいえない家庭に育ちました。小学生の頃、集めた空き缶を図書カードと交換できるという取り組みがありました。必死で探し集めたのですが、1人で集められる量は知れています。そこで、空き缶を集めるチームを編成したり、下請け的なチームとの関係性を構築したりと、効率化に向けて工夫を凝らしました。今思うと、その頃からビジネス的な思考で動いていたのだと思います。
高校は通信制を選択。家にお金を入れるためにアルバイトに励み、新聞配達やパン屋、惣菜店などを掛け持ちしました。接客などを通して、営業の基礎を身に付けました。社会に出てから、複数の会社で営業職を経験しましたが、成果は出るものの人間関係がうまくいかず、苦労していました。今振り返ると、その頃は「自分だけが稼げれば良い」という考えで働いていたからだと思います。
転機は33歳の時。友人の紹介をきっかけに、大阪に本社のあるIT企業に転職しました。必死に仕事に打ち込んだ甲斐もあって、2,000人規模の会社の中でトップセールスとなりました。その時、「紹介してくれた友人のおかげだ。友人のためにも頑張りたい」と心から思ったことで、人生観が変化しました。相手があってこそ頑張れる、という世界が見えたのです。自分のためではなく、相手に「与える」ということ。これが、当社の理念の基礎となっています。

2020年には、家庭の事情で妻と共に北海道へ戻ってきました。転職のため200社以上に履歴書を送りましたが、ことごとく不採用に。当時、700万円近い借金がありましたが、「与える精神」の実現のため起業を決意しました。立ち上げた頃は当然ながら社会的信用もなく、3年間はまさに波瀾万丈でした。共に会社を立ち上げた友人や、少しずつ増えてきた社員のおかげで、さまざまな壁や試練を乗り越えることができました。現在は、10年、20年先の未来を想像しながら、会社全体のスキル向上や経営基盤のさらなる安定化に注力しています。
当社のエンジニアの多くは20代〜30代で、中にはIT業界未経験からスタートした方もいます。当社では、こうした未経験者の育成のために、社員が有志で開催する勉強会を開いています。まるで大学のような雰囲気で学ぶことができ、自主的に取り組めば取り組むほど、よりレベルの高い知識や技術を習得できます。皆、熱意を持って取り組んでくれて、本当にありがたいです。

この仕事の魅力の一つは、自身の成長が実感できることだと思います。できなかったことができるようになると、ネガティブな思考もポジティブに変化します。スキルアップした社員から、感謝の言葉をもらうときは本当にうれしく思います。　
私たちは、技術があることよりも、熱い志を持つ方を求めています。嘘をつかず、誠実に物事に取り組むことのできる方です。技術の有無を気にせず、自分に胸を張って、堂々と入社してほしいものです。
社員がさらに大きな夢を持ち、実現させることができるよう、私は経営者として会社を成長させ、イノベーションによって社員や取引先の幸福度を上げるビジネスの創出に尽力していきます。