ネット社会における
電気通信事業の重要性
当社は株式会社北海電工の協力会社として、北海道内全域における光ケーブルの配線や接続工事、大手キャリアの携帯電話のアンテナ設置や基地局の保守メンテナンスが専門です。市街地の電線から建物内へ配線を引き込むなど高所作業車を使用しての作業だけでなく、地下へケーブルを繋げ、電線を地中化するための工事も増えてきています。これは景観保護の観点もありますが、自然災害が多い日本だからこそ必要な工事でもあり、地域によっては自治体ごとお受けすることもあります。ほかにも近年ではテレワークが急増したこともあり、リモート環境を整えるための関連工事も増加しました。
実践的な教育で
技術を身につける
パソコンやスマートフォンの利用が誰でもできる現代においては、インターネットが使用できなければ生活が成り立たないと言っても過言ではありません。急速に進むIT社会の中で、我々の仕事は“当たり前の便利”をストレスなくお客様へと提供することもその一つで、いわば縁の下の力持ち。そのため、利用者の少ない「夜間の30分だけ」など作業時間が予め限られていることも珍しくなく、より専門性の高いプロフェッショナルな仕事を短時間で要求されることも多くあります。そこで当社では社内での免許取得支援制度を導入し、社員が積極的にライセンス取得できる環境も整えています。というのも、しっかりと手に職がつけられるということや転勤がないことから、異業種より転職してくる社員も少なくないためです。基本的には実際に現場へ出て少人数の班で業務を行い、先輩に教えてもらいながら実践する中で技術を学んでもらっていますが、経験を重ねてできることが増えていけば、年齢に関わらず、きちんと給与にも反映しています。「できるようになりたい」というチャレンジ精神と、コツコツと細かい作業も落ち着いてできる我慢強さを持つ方に向いている仕事といえるでしょう。
自然災害時にも重要な
社会インフラ
近年、各地で起こっている自然災害ですが、道内では2018年の北海道胆振東部地震が記憶に新しいかと思います。当時、あらゆるライフラインが寸断され、我々も通信回線復旧作業のためにすぐに現地へと駆けつけました。自衛隊や警察官が集まる厚真町役場に直ちに光ケーブルを張って臨時回線に着手。もちろん地震だけでなく台風も多い日本においては、自然災害時の社会インフラの復旧は避けて通れず、実際に作業をする人間がいなければあらゆる復旧は進みません。我々の仕事は皆様の暮らしを支えることに他ならず、そこにやりがいと誇りを感じています。
将来を見据えた
新しい事業も展望
2025年春には新社屋が完成予定です。1200坪の敷地を持ち、大型車両の往来もしやすくなるほか、社員にはより快適な環境で業務にあたってもらえるようになります。これまで同様に社長室は設けず、私を含めた社員同士がコミュニケーションを取れるようにしています。何気ない疑問も気軽に尋ねられるような、風通しの良い雰囲気づくりを心掛けています。また将来的には警備業への展開も視野に入れています。現在、現場作業での警備員は外注していますが、それを自社で賄えるようにするためです。長く勤めている社員など定年退職した社員の再雇用にも繋がりますし、働く側としても将来的なビジョンを持ちやすくなると考えています。現在は光ファイバーが主体の事業ですが、新たな技術が生まれれば、我々もその技術を更新していくだけ。もはや世界と繋がることが可能なインターネットがなくなることはないでしょう。これからも重要な社会インフラを、安定的に提供し続けたいと考えています。