株式会社ネクストインターナショナル

弊社は、主に企業の販促グッズや輸入雑貨などを扱う会社です。総合貿易商社としてさまざまな事業をグローバルに展開する、ネクストグループの中核会社でもあります。
ネクストグループの始まりは、1933年に都内で米穀商として創業した祖父の代まで遡りますが、戦後疎開によって現在の埼玉県秩父市に移転しました。その後、1952年に父が地場産業である繊維卸売業として事業を再開。私が大学在学中に、ノベルティグッズ（企業などが宣伝目的で無料配布する記念グッズ）やギフト商品の卸売を始め、やがて現在のように11社でネクストグループを形成するまでになりました。
弊社の強みは、商品の企画から製造、検品、輸入までを、すべてグループ内で行える一貫体制。これにより、他社にはまねのできない最安値での商品提供が可能になっています。1990年代にいち早く中国に進出して輸出入のライセンスを取得し、現地のメーカーと為替リスクのない元建てで取引していることも大きいでしょう。現在、弊社のネットワークは中国、台湾、タイ、ベトナムなどアジア各国に広がり、定番商品だけでも600アイテムを超えるほどになっています。

弊社はインパクトとオリジナリティのある、低価格の商品を提供することで業界トップクラスの知名度を誇ります。なかでも、約20年前から販売している名入れボールペンは、弊社の代名詞。当時は10円以下のノベルティグッズといえばポケットティッシュしかありませんでしたが、弊社が企業名を入れたボールペンを1本9円で販売したところ、大反響！今でも年に2,000万本は輸入する看板商品になりました。
ほかにも、9,800円で好きなスタイルにデザインできるオーダーメイドウエディングドレスや、会費1万円で60人招待すれば、食事、衣装、ケーキ、引き出物まで挙式のほぼすべての費用をまかなえるウエディングプラン、さらには建築資材販売やリフォーム、飲食店経営、神社仏閣の修繕まで、グループ全体でさまざまな分野で幅広い事業を展開しています。

近年、弊社が力を入れているのが、バングラデシュの提携先を通じた商品の輸入です。バングラデシュは通貨が比較的安定し、人口が多いので労働力を集めるのに適しています。海に面して港もあり、親日家も多いため、ビジネスチャンスは計り知れません。現在は高級ホテル仕様のタオルの製造・輸入事業を進めているほか、海産物や麻などの商材も扱っています。さらに、現地でストリートチルドレンの支援活動を行うNGO団体「エクマットラ」と提携した社会貢献活動も実施。弊社製造のボールペンに、経済的に困難な状況にある現地の女性たちが装飾を加えることにより、1本につき米1kgに相当する報酬が得られる仕組みです。
日本のコロナ禍における中国からの不織布マスク等の大量輸入も、弊社のグローバルネットワークを活かした社会貢献活動の一環です。「買う力」は弊社のもうひとつの武器。中小企業の小回りの良さを活かして即断即決し、足りないものは高くても買う。誰かが困っているならば、なんとしても商品を手に入れる。それが貿易商社の、弊社の仕事です。
貿易は5000年前からある営み。形を変えて1000年後も続くでしょう。弊社は今後、取引先や扱う商品の幅をさらに広げ、売上高を現在の20億円から100億円に伸ばしたい。そして貿易の可能性を広げるため日々邁進していくつもりです。