株式会社ネクサス・プラウド・インベストメント 代表取締役社長
石井 瑠宝
いしい りゅうほ
PROFILE
1992年8月生まれ。子どもの頃から野球に打ち込み、東京の強豪・関東第一高等学校へ入学。肩を痛めて野球から離れ、アパレル業界に入って営業力を磨く。2013年、株式会社GRANDCITYに入社。2年目で全社トップの営業成績を上げる。2017年、同社を設立。
25歳での起業まで
山あり谷あり
私は学生時代、野球一筋でしたが、進学した関東第一高校で肩を壊し、野球を断念。通信制高校に移りました。卒業後、ZARAジャパン(現・ITXジャパン)に入社し、店舗スタッフに。ほどなく、販売額ランキングで1位になりました。もともと人と話すのは好きでしたが、販売業を通じて自分には営業職が向いているとわかり、「営業力がもっとも活かせる業種は何か」と考え、3年後に不動産業界に転職。ワンルームマンション投資で知られる株式会社GRANDCITYに入社しました。すると、2年目で売上額が全社トップになったのです。3年目で課長ポジションになり、課でも売上1位を達成。4年目で独立を決めました。私はこの業界に入る前から、25歳位で起業するというビジョンをもっていました。ですから、不動産会社にいた4年間は、時間を惜しみ、あらゆる方法で会社経営の勉強をしました。4人で弊社を立ち上げた時にも、仕入れ力や営業力には自信がありました。ところが、大きな壁にぶつかってしまった。不動産会社は金融機関と提携してローンが組めないと仕事にならないのに、提携金融機関が見つからなかったのです。200もの会社に電話してすべて断られ、2か月間無為に過ごした時は、「社員の人生を狂わせた」と青くなりました。ただ、1社だけ声をかけてくれた金融機関があり、なんとか提携に成功。半年後には5億の売上げを上げ、一気に挽回を図りました。
次の世代に通じる
新しい不動産投資を
弊社の主力業務は、投資用ワンルームマンションの売買です。他にリノベーションや、賃貸管理、賃貸仲介なども行っています。ワンルームマンションをメインにしたのは、次の世代につながる新しい不動産業を目指したかったからです。マンション経営は多額の資金をもつ高額所得者のもの、というイメージがありますが、ワンルームマンション投資は、年収500万円のサラリーマンでも可能です。今の若い世代は将来への不安が強く、自分で勉強してiDeCoやNISAを活用するなど、不確実な未来に備える意識が高いし、投資に対するハードルも低い。せっかく平成生まれの私が20代で起業するのですから、次世代のお客様の声に応える会社でありたいと考えたのです。
人間性を磨く営業力で
平成世代の代表企業に
弊社の強みは営業力です。営業を組織化した上で、社員には常々お客様を好きになること、人間性を磨くことの大切さを伝えています。難しいことではありません。時間を守る、ゴミが落ちていたら拾う、自分がされて不快なことはお客様にもしない、といった人間としての基本的な姿勢を正せばいいのです。どうしたらお客様が喜んでくださるかと、相手の立場で細かく心を配ることが信頼につながり、お客様から愛される営業へとつながります。よほどの天才でない限り、選ばれる人間になれるかどうかは人間性次第です。そして、好きになれば人は放っておいても努力し、やりがいを感じる。そのことを、私は野球を通じて学びました。弊社は、どうしてもこの会社に入りたい、という意欲ある社員の集まりです。目標はあってもノルマは一切なく、若い社員が多いので非常に風通しがいい。私は、少数精鋭の社員で売上100億円を達成し、平成世代を代表する企業になることを本気で目指しています。弊社の新規顧客は、ほぼ以前のお客様からのご紹介です。こうして人と人をつなぎ、社会と人をつなぎながら、21世紀という時代に愛されるトップ企業への道を、つき進みたいと思います。