株式会社ナガト
- 製造
- 金属熱処理、自動車部品等金属の表面改質及び熱処理全般
営業職/その他
勤務先:広島、愛知、山口の各工場(居住地を考慮して採用後に決定)
中国版2026(2025年2月発行)
金属の付加価値を高める
熱処理技術で地域産業に貢献

金属の付加価値を高める
熱処理技術で地域産業に貢献
株式会社ナガト 代表取締役 社長
内田 弘之 氏
PROFILE
1959年生まれ。国士舘大学卒業後、兼松KGK(株)を経て長門金属工業(株)(現ナガト)に入社。1999年代表取締役社長就任。採用面接ではたっぷり1時間面談し、学生とホンネで語り合うのがモットー。入社できなかった学生が、街でパッタリ出会ったときに「社長、お元気ですか」と声をかけてくるほど人間的な触れ合いを大切にしている。趣味はゴルフ、読書、映画鑑賞。ジャンルは特に定めず、流行や好奇心の赴くままに作品をチョイスして幅広く楽しんでいる。
本業以外にも日本政策金融公庫広島支店懇話会代表理事、広島南警察署協議会会長など地域事業にも積極的に参加。中小企業の振興への貢献が認められ、広島県知事から表彰もされる。
顧客の要望に応える多彩な技術力で
「熱処理のデパート」と称賛される
当社は1960年に前身である株式会社長門製作所(本社:山口)の広島工場としてスタートしました。1965年には(株)長門広島製作所として分離独立し、私の父が初代代表を務めました。以来半世紀以上にわたり、金属材料や表面処理における専門メーカーとして広島のお客様に育てていただきました。
現在は国内に8カ所、海外2カ所(中国・タイ)に拠点を持ち、自動車、建設機械、精密機器、農機具など幅広い業種のトップメーカーと取引しています。
時代の変化を見極め技術を研鑽し、
求められる企業であり続ける
しかし自動車と一口にいっても、環境配慮や燃費、自動運転システムなど、時代の移り変わりによって目指す方向性はどんどん進化していきます。近年政府は「2035年までに新車販売で電気自動車100%を実現」を掲げており、電動化が促進されています。このように業界構造も変わりゆくなか、どのような技術が求められるのか、われわれも技術を日々研鑽しアップデートしていかねばなりません。また、医療や航空宇宙産業など新しい分野への進出も必要となるでしょう。
熱処理で製品の価値を高める仕事は、世の中に鉄がある限り続いていくといわれています。しかし、そこにあぐらをかいていては、時代に取り残されてしまいます。時代の潮流を見据えながら、しっかり歩みを進めていかなければなりません。
次世代を担う若い世代の育成に尽力し
新たなつながりを広げていく
また、工業系の国立高等専門学校(高専)と機械における振動と故障の関係について共同研究する産学連携の取り組みも彼らが進めています。工場のDX化推進にも一役買ってもらっています。2019年に操業開始した月見工場では制御装置を集中管理しデータの蓄積が可能となりました。そのデータを解析するソフト開発を、国立大学の学生が中心となり行ってきました。彼が卒業した後も、開発は大学のゼミが引き継いでくれることになり、新たな産学連携も始まりそうな気配です。他にも「広島テックプランター」の地域開発パートナーとしても参画しています。今年度はナガト賞を用意し、中小の製造業者のDX推進を目指す研究チームを応援しています。
ナガトを舞台に志をもって働ける
そんな環境づくりにも力を入れる
これらはこれからの時代に合った風通しの良い職場環境づくりにも役立っています。私は常々、当社で働くひとには仕事でもプライベートでも良いので「志」を持って働いてほしいと願っています。そしてそのような働き方ができる環境を整えるのが私の役目だと感じています。
月見工場では集中管理システムを導入するなどDX化を積極的に推進
株式会社ナガト
- 所在地
- 〒732-0802
広島県広島市南区大州三丁目6番24号 - 電話番号
- 082-282-4361
- 創業
- 1960(昭和35)年5月
- 資本金
- 9,000万円
- 従業員数
- 192名
- 事業内容
- 金属熱処理、自動車部品等金属の表面改質及び熱処理全般
- 企業サイト
- https://www.nagato-ht.co.jp