電気からエネルギーへ、新たな挑戦
「電気機器を通じてお客様の求める空間を形にするコーディネーター」を自認する当社は、電気設備材料の卸売を主軸に事業を展開してきました。「どんな暮らしを実現したいか」まで考えたトータル提案力を強みとし、「そんなことも可能なのか!」と驚かれる独創的な提案で、四国エリアでトップシェアの実績を築いています。特に自社ネットストア「電材ネット」の全国展開を進め、「電材のネット販売で日本一を目指す!」というビジョンを掲げ、攻めの姿勢を続けています。電気はこれからも重要な分野であり続けますが、脱炭素の動きが加速する中で、電気以外のエネルギーへの関心が高まっています。そこで当社は、2023年に発表した経営ビジョン「Miyajism」で「電気からエネルギーの会社へ」を掲げました。これにより、使用電力を100%再生可能エネルギーに転換する意思を示し行動する「再エネ100宣言」にも賛同しています。高知県で初めて賛同した企業として、脱炭素に関する研究や実績を生かし、地域の脱炭素を推進するコンサルティング事業を展開しています。具体的には、電気・太陽光・蓄電池といったエネルギー源をシミュレーションし、最適な選択肢を提案しています。行政との連携では、徳島の自治体と協力した取り組みを始めており、高知や愛媛の自治体からも相談を受けています。民間向けには、四国4県の事業者を対象に省エネ対策をサポートする「地域プラットフォーム構築事業」を2022年から進めています。エネルギーの考え方が日々変化する中、将来の方向性を見極めることが重要です。電気自動車の普及に伴うインフラ需要の増加など、変化を先取りし、柔軟に対応してゆきたいと考えています。
今後のモデルとなる新オフィスが完成
徳島市中心部から東部に移転し、アクセスの良さを強化。2階建ての建物は、ゆとりのあるフロア面積と効率的な動線設計を備えています。特に事務所と倉庫の動線や商品の入出荷スペースが改善され、業務効率が向上しました。支店勤務の約30人が1階のオフィスで共に働く設計により、社内コミュニケーションが円滑化。営業担当者にはフリーアドレス制を導入し、カフェ風の食堂やリフレッシュ用の部屋を設けたことで、働きやすさと快適さが向上しています。新徳島支店をモデルケースとして、今後は他拠点もリニューアルを進める計画です。特に若い世代が働きやすい職場づくりを重視し、全社的に「過ごしやすさ」を追求してゆきたいと考えています。
社内環境も変革期、少しずつ着実に前進を!
コロナ禍を経て、社内のDX(デジタルトランスフォーメーション)やRPA(ロボティックプロセスオートメーション)化が進展しました。営業活動においても「訪問ありき」から、LINEやZoomといった新しいツールを活用するスタイルに移行しています。お客様の意向に寄り添いながら、働き方改革と業務効率の向上を両立することが目標です。社内改革の一環として、服装規定をオフィスカジュアルに変更するなど、柔軟な職場づくりを進めています。また、人材育成に力を入れ、入社後6カ月・1・2・3年次研修や個々に期待する役割や能力に応じて、外部研修受講の実施。さらに、資格取得支援として約100種類の通信教育講座を提供し、修了者には受講料の半額を会社が負担する制度を整備しています。若手社員が主体的に活躍できる環境をつくり、「自ら気づき、考え、決断し、スピード感を持って行動できる企業」を目指しています。
学生と直接交流するチャンスを大切にしたい
私は、学生や学校関係者に話をする機会があると「何のために働くのか?」を問いかけます。仕事を通じて周囲を幸せにすることが働く意義であり、単にお金や生活のためではないと考えています。この価値観を共有できる人とともに成長したいと思っています。採用活動では、学生とのミスマッチを防ぐために、最終試験前または後のフリートークを10年以上続けています。学生が直接私に質問できる場を設け、不安を解消する取り組みです。フリートークをとおして、彼らの安心感と自信につなげています。近年の学生は「仕事=社会貢献」という意識が強く、当社の「脱炭素」に関する取り組みがその一例です。地球環境と国の方針に深く関わる事業を展開し、社会に貢献できる企業であることを学生たちに伝えてゆきたいと考えています。