サヌキ畜産フーズ株式会社
- 製造
- 食肉製品(トンカツ)、惣菜加工
技術職
勤務先:香川県三豊市詫間町詫間2112-140
四国版2026(2025年2月発行)
味も量も「日本一」の実現が
社員の笑顔と誇りにつながる

味も量も「日本一」の実現が
社員の笑顔と誇りにつながる
サヌキ畜産フーズ株式会社 代表取締役社長
増田 浩 氏
PROFILE
1972年9月23日生まれ。香川県出身。松山大学卒業後、日本食研に入社し、食品業界の知識やノウハウを身につけた後、1998年に家業のサヌキ畜産フーズに入社。当初は営業から商品開発、仕入、管理などまで全て一人で担っていたが、専務就任時に分業化し、現在の組織・体制を構築。2010年に代表取締役社長に就任した。趣味は野球観戦。阪神タイガースと高校野球が好きで、年に数回は甲子園球場に足を運んで声援を送っている。
加工から販売までワンストップで
畜産物を主体とした多彩な商品を開発
目標は「日本一のトンカツ工場」
高みを目指して日々挑戦し続けたい
三豊市詫間町にある本社工場は、他社に先駆けてISO22000やFSSC22000をいち早く取得し、当社の看板商品であるトンカツのほか、ハム・ベーコンなど、バラエティに富んだ食肉加工品の生産拠点として進化を続けています。
また、トンカツとともに当社の主力商品となっているのが冷凍総菜です。国内の航空会社の機内食に採用されているほか、介護福祉施設の入所者様向けの食事メニューを製造しており、おかげさまで高い評価をいただいています。多品種小ロットにもフレキシブルに対応できるのが強みで、事前の打ち合わせでメニューや味付けといった惣菜の内容・品質に加え、効率よく配れる個数での梱包など、施設職員の仕事効率の向上にも貢献できるような商品づくりを提案しています。
冷凍総菜の製造はこれまで観音寺工場が担っていましたが、このたび本社工場内に新たな惣菜ラインを設け、拡大するあらゆるニーズに対応していく体制を強化しました。2025年からの本格稼働を目前に、ラインに携わるスタッフの育成など、準備に追われているところです。
売店や喫茶、ホテルやフェスで好評
レンジアップ商品に新たな活路を見出す
さらに、レンジアップ商品の開発も進行中です。トンカツの衣のサクサク感をそのままにレンジで簡単に温められる商品は、手間をかけずに素早く提供できることからカフェ、喫茶、売店、ビュッフェなど、さまざまな販路が見込めます。まんのう町で、毎年夏に開催されている音楽フェス「MONSTERbaSH」でカツサンドを試験販売したのですが、用意した数量はあっという間に完売してしまい、イベントやフェスにおける需要に確かな手応えを感じました。このほか、ホテルのルームサービスなどでも好評を得ており、新しいビジネスチャンスを開く販路の拡大に期待を寄せています。
前向きな姿勢と挑戦する意思を忘れず
お客様に「美味しい」の笑顔と感動を
また、2024年からは社員とのコミュニケーションをより深めるために、希望する社員との面談を行い、それぞれの業務や組織体制の改善、効率化のアイデア、待遇改善などについて、ざっくばらんに話し合えるような機会も設けました。
近年の積極的な設備投資や組織体制強化などの様々な取り組みが実を結び、業績も順調に伸びています。賞与や給与の増額、社員旅行やバーベキュー大会の開催といった福利厚生の充実化を図ることもできました。この成果は、社員一人ひとりが毎日汗を流し、現場力の向上に取り組んできた努力の結晶です。2025年もさらなる高みを目指して挑戦を続け、「美味しい!」の笑顔と感動を、一人でも多くのお客様に届けていきます。
サヌキ畜産フーズ株式会社
- 所在地
- 香川県三豊市詫間町詫間2112-140
- 電話番号
- 0875-83-6262
- 設立
- 1980(昭和55)年10月
- 従業員数
- 176名
- 売上高
- 75億5,881万円(2024年6月期)
- 事業内容
- 食肉製品(トンカツ)、惣菜加工
- 企業サイト
- https://www.meatpia-sanuki.com/