マルナカ松屋商事株式会社
- 販売(卸)
北海道版2026(2025年4月発行)
自社開発『バイオスティミュラント』資材がSDGs型農業の安全性と安定性に寄与

自社開発『バイオスティミュラント』資材がSDGs型農業の安全性と安定性に寄与
マルナカ松屋商事株式会社 代表取締役
中林 正明 氏
なかばやし まさあき
PROFILE
1979年農産物・食料品の販売を目的に「マルナカ松屋商事株式会社」を設立。その後1992年オーストラリア、1995年ベトナムにそれぞれ現地駐在所を開設。2019年厚生労働省が認定するユースエール認定企業となる。
“食の安全と信頼”をモットーに
新たな価値の創出に努める
当社の取り扱い品目は食品全般にわたりますが、商品を右から左へと仕入れては卸す大手食品問屋方式ではなく、一品一品に他産地との競合を見据えて付加価値を付けた「差別化商品」「こだわり商品」を中心に、新たな商品の企画開発を主な業務としています。
他社や他産地との差別化を図るためには、消費者のニーズや生産地の現状を理解することが大切です。そのため、道内の生産者や販売店と密に連絡を取り合いながら現地をくまなく周り、常に最新の状況を把握するよう心がけています。生産者が抱える問題点とバイヤーの要求の双方を正しく理解することで、的確な商品開発・提案を行っています。 さらに、販売店との取引を各県に1社のみと限定し、商品の訴求力を高め希少性を付加。これらはフットワークの軽い中小企業だからこそできる手法であり、当社の最大の強みでもあります。これまでの類似商品との価格競争の様式から、生産者が自らの価値を前面にアピールする様式へと変革するサポートこそが、自社の利益のみならず地域社会に貢献するものと考えています。
活性乳酸菌栽培の活用で
持続可能な農業の実現へ
同年には植物性複合乳酸菌栽培を用いて生産したジャガイモや玉ねぎ、ニンニク、米などを販売開始。本州の大手販売店からはすぐに追加注文が来るほどの人気ぶりで、生産者の方からも「以前に比べて農薬にかかる費用が減り、畑も元気になった」と感謝の声をいただきました。また、販売店における差別化の一環として、販売時の袋シールに「植物性複合乳酸菌栽培」の文字と商標登録マークを記載。パッケージには生産者からのメッセージや約250種類の農薬検査表の詳細が読み取れる2次元バーコードを印字し、農薬成分が一切検知されないことを消費者が購入時に確認できるようになりました。
今後、植物性複合乳酸菌『イーサンGCK』の普及により、生産者は農地を守りつつ利益を上げることが可能となり、消費者は手の届きやすい価格でより安全なものを購入できるようになります。これは多くの量販店のバイヤーが長年求めていた「より良いものをより安く」の理想の実現に近づけたものと自負しています。様々な分野で「持続可能な開発目標」(SDGs)の目標達成に向けた取り組みが進められている昨今。持続可能な農地再生と環境保全型農業の実現に大きく貢献できる農業資材として、北海道から全国、全国から世界へと、さらなる販売促進に努めて参ります。
▼即断即決でスピード感のあるビジネスを求められる現場では、取引の一部決定権を社員本人が担う「自己完結型営業スタイル」が基本。
マルナカ松屋商事株式会社
- 所在地
- 〒068-0042
北海道岩見沢市北2条西10-3-8 - 電話番号
- 0126-23-5175
- 設立
- 1979(昭和54)年10月
- 従業員数
- 7名
- 売上高
- 11億2,154万円(2024年3月期)
- 企業サイト
- https://matsuya-s.co.jp